平成23年9月5日 CKX
台風も何とかやり過ごした。
この台風は紀伊半島で大きな被害を出して死亡者がすごい数になっている。
天気予報ではやや西にコースを変えてその後北進となり東京を直撃するコースだったが、初めの予想よりも西にずれ高知の中央付近に上陸し一日かけて瀬戸内海というきわめてゆっくりのスピードだった。 台風の東側は風雨が強くて紀伊半島で大きな被害を出してしまった。 東京方面だろうと安心し船を移動させなかったが、西にずれてちょっと心配! なにせ船溜まりの一番入り口でうねりがまともに当たるので… 心配にはなったが、激しい雨とかなりのうねりで、今更乗って移動できない。 このまま激しくならないことを祈って朝を迎え確認に行くと大丈夫でほっとした。
海水浴で救命胴衣を使ってそのままでキャビンがとても乱雑だったので片付け。 後部デッキの床下収納などいろいろと収納する場所があるのでついつい不要なものも船に置いてしまうのでいくつか下ろして整理しキャビンのマットもコインランドリーで洗濯しとてもきれいになって臭いもなくなった。 安っぽい絨毯だが、形に添って端処理しているので作るとなるとちょっと大変だな。
さて、日曜日の午後小綺麗にしたので月曜日 5日は休みをいただいて、ちらっと出航! まだ台風の影響で風が吹いている。 北西の風なので上浦側に行けば風裏だろうと…。 四浦半島先端間元まで行くとやっぱり保戸島との間は波が!
グーンとアクセルをふかして突入しかけたが、かなりの波があるので急遽右に転舵し中止。 無理せずこのまま帰ろうと思っていると、横を20フィートほどの和船(サザエなどを捕る素潜り用漁船)が間元の隙間に向けて突っ込んで行った。
キャビンもない小さな船であのうねりを超えるのかぁ と驚いた。 上浦側からの大きな白波に乗り上げてすごい迫力。 スキーのジャンプで飛ぶ選手のような角度で波に乗って、無事に突き抜けていった。 あの船で行けるならごまがらEvolutionでも問題ないと舳先を向けて再突入。
波を押し分けて進むにはスロットルを緩めずパワーをかけて押し切らねばならない。 手前緑の航路標識でやや進路がぶれそうになったがさらにパワーをかけて押し切った。 次の緑と赤の航路標識の間を抜けて上浦側へ… 出てしまうと予想通り波は少なく良い感じだった。
いつものポイントでアンカーを入れる。 風は強いが、潮が流れていなくて棚がわからない。 2時間ほど粘ったがスズメダイが一匹釣れただけ。 魚探には良さそうな反応が出ているのだが。
二度ほどアンカーを打ち替えたが釣れないので早めに撤収。 釣果無しで終わった。
心配していた間元と保戸島の間はなんてこと無く通過できた。 潮流と風で波が作られるので、潮の流れが変わると大きく状況が変化する。
津久見湾側に出ると、北西の風にあおられて結構な波。 でも、そのなかでも14~17ノットのいつもの速度で走ることが出来る。 以前のごまがら号では静かな海面だと28ノット強まで速度が出たが、今日のような海面状態では10ノット以下で波に翻弄されてしまう。 最高速は低いが、安定感のある船のほうが平均速度は上だな。
帰り着いてガソリンスタンドに電話を入れ燃料補給。 タンクローリーで軽油280リットル入れた。
300リットルの燃料タンクと80リットルの予備タンクがあるごまがらEvolutionなので、燃料計はほとんど動かないほどでも残り100リットルはあるのだなぁ。 まぁ海上で燃料切れはしゃれにならないので早め早めに給油したいと思います。
四浦から津久見に向かって帰り道! 北西の風なので波を正面にかぶる。
携帯写真なのでちゃんと撮れないなぁ。
窓を開けると結構スプレーが入る。
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