平成23年2月2日 CKX めぐ
昨年購入したipdで地図を動作させようと考えたが、wifi仕様のipadにはGPS機能が無いしなぁと考えていた。
ちょうど航海用電子参考図NewPECから九州地区のデーターが発売されたので、これを導入することにし11月に購入していたが、なかなか船でパソコンを使う環境が出来なかった。 幸い1月に、ノートパソコンをオークションで一万円で落札でき、USB接続GPSも特価で仕入れることが出来たので海底深度図と潮汐データーもインストールしごまがらEvolutionに取り付けた。
ノートパソコンの設置場所が無いのでどうしたものかと考えていたが、以前液晶ディスプレイ支持アームを買ってお蔵入りしていたのを思い出しノートパソコンと同じ大きさの合板を取り付けてノートパソコンアーム卓に改造して取り付けた。 このNewPECはセットアップして使い始めるまでにちょっと苦労。 潮汐データーの表示方法がなかなか理解できずに困りました。 何度か取り付ける前に動作させて慣れておく必要があると思います。
NewPEC 動作させて始めに感じるのは海岸線データーが詳細で正確だということ。 持っているGPS魚探のデーターと比べると雲泥の差 とても細かいところまで描かれてますし、船が陸を走るような海岸線の不正確さが無く、夜間港に入るのにとても便利だ。 陸の灯りと停泊している貨物船いろんな灯りで怖い思いをしなくて済みそうです。
船を走らせると、その速度に応じて進行方向へ扇状のマークが現れますので障害物と自分の速度方位が直感的に把握できる。
海底深度データーはかなり使えます。 ただ、釣りでのピンポイントをこのデーターに求めることは出来ません。 海底地形を参考にしながら新しいポイントの発見が出来るかもしれません。
なかなか面白い装置で、釣りにもう一つ楽しみが増えました。
12Vでノートパソコンを動作させるアダプター 液晶アームスタンドを改良して取り付けました。
机が無くとも動作できる マウス
やや、動作がクリチカルですがまぁ使えます。
ごまがらEvolutionの操舵パネル
UF-29 I/B 左から NewPEC航海用電子参考図 ノートパソコン YAMAHA DGPS魚探コントローラー
YAMAHA DGPSディスプレイ TFT液晶バックモニター ICOM HF~UHFトランシーバー
コンパス FURUNOレーダー
昨年からバッテリー電圧が低く機器の動作が不安定になっていた。 サブバッテリーを交換したが症状が改善しないので、どこかで漏電しているのかもと考えていた。 調べていくと、メインバッテリーとサブバッテリーを電圧で切り替えるサブバッテリーチャージャーが故障している事を発見した。
メインバッテリーが満充電になるとサブバッテリーを充電するのだが、充電電流がこれまでは30Aの製品だった。 大型のバッテリーを搭載し、エンジンのオルタネーター容量も大きいので過電流で故障したようだ。 同じシリーズの充電電流60A(下図)に変更した。
サブバッテリーチャージャーの取り替えは本当は簡単な作業なのだが、狭いエンジンルーム内でとても苦労した。点検整備用のハッチが小さく無理な姿勢を強いられる。 キャビン全体の床を外せば楽に作業できるのですがそれも大変! 結局BSCに援助してもらいやっと取り付けることが出来た。
ごまがらEvolutionには、福川マリン自家製のステンレスアンカーを装備していたが、チェーンをつないでいた金具が外れたようでロストしてしまい22キロのCQRアンカーを装備していた。 CQRアンカーは ごまがらEvolution UF-29 I/B のアンカーローラーにぴったり収まって都合良かった。
しかし、昨年末、強風と早潮という悪条件ではあったが何度も走錨してしまい、釣りのポイントでアンカーが効かず、狙った場所に留まれないばかりか他船のアンカーも引きずって迷惑を掛け、とても困っていた。
性能的に不満に感じ、どうしても効かない場合はサブアンカーを投入しなくてはと考えたが、アンカーウインチやローラーの追加が必要なので、まずはアンカーの種類を変えてみることにした。
CQRアンカー ブルースアンカー
新しく選んだのはブルースアンカー 手持ちのCQRと同じ重さのものを捜したが無く、20キロのものを購入した。
UF-29 I/B のアンカーローラーサイズと微妙に合わず座りが良くないがまぁ仕方ないなぁ。 購入理由は、日本小型船舶検査機構の調査レポート 新型アンカーの性能 下記URL に記載されている性能を見たことです。 ブルースアンカーは引きずられても反転せず一定の力で粘ってくれるという実験結果でした。
CQRアンカーは抵抗は大きいがそれ以上の力が加わるとアンカーが反転することもあり急に抵抗がなくなってしまうことがあるという。 たしかに、ある場所で留まっていた時に、何らかのきっかけで走錨し、一気に抵抗がなくなり滑るように流されて、そのよう感じました。日本小型船舶検査機構の調査レポート
寒くて風の強い日がずいぶん続いた。 いろいろアイデアを思いついて工作するために船でちょくちょく作業しているが、釣りに出かけるのはずいぶん久しぶり。 船を動かしたのは、月初めの釣りと、サブバッテリチャージャーの取り付け時とアンカー交換時に前係留場所に沈めている籠を上げてナマコ等を取っただけ
昨日から久々に暖かく風が無い。 今日は午前7時に集合。 魚探やNewPECを動作させ、出航。 初めて使うNewPECはとても見やすいと感じた。 詳細なGPS連動海図と水深データー、それにレーダーからのリアルタイムの情報で完璧だ。 あとは操舵する人間次第です。
波もなく風もないので上浦側へ 早潮のポイントでアンカーをおろす。 前回走錨した時と同じくらい潮が流れているがGPSで船の動きをモニターしていたが、アンカーの効きがとても良い。 以前は留まるまでかなり引きずられていた気がする。 ただ今日は風がないので、もっと条件の悪い日に実験してみたい。
今日は大潮、到着時河のように流れていたが止まってしまった。 大潮は流れの差が大きく釣りにくい。 一日トロトロと流れ続けるような若潮などの日が良いと思う。 潮が止まったのでポイントを移動した。
今日の釣果 カワハギ 石鯛 紋鯛 いさき ウマヅラハギ おじさん イラ 小アジ カサゴといろいろ釣れました。 結構それぞれ大きかった。 暖かくて気持ちよい一日でした。
高浜と高井島。
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