Shack 無線小屋
中継局舎譲り受け
2001年、我々の無線小屋から2kmほど離れた場所にあるポケベル中継局の会社から連絡を頂いた。 携帯電話の普及で、ポケベル利用が減り中継局を譲りたい、それと中継局の備品である発電機を買ってくれないかという申し出だった。 ポケベル会社と地主との契約では、解約時に現状復帰という条件があり、鉄筋の中継局舎を解体するとかなり金額がかかるためその条件のまま他に譲りたかったようだ。
林道から見た中継局舎局舎入り口 ドアが分厚い。局舎内部 4m×4mほどの広さ
蓄電池や棚なども付いている20mほどのパンザマスト付き
局舎を譲り受け、無線機は撤去するが、無停電装置やパンザマスト、ラック等必要なものは残してくれた。
地主はCKXの父親と同級生ということでとてもフレンドリーで賃貸料も安く現状復帰項目を削除して再契約させていただいた。 我々の無線小屋とは2キロほど離れているので、コンテスト時のマルチ探索として利用する予定だった。 しかし、現実はマルチ探索ステーションをセットする体力も無く、なかなか利用することがなかったので津久見クラブへ賃借権を譲渡しました。
津久見クラブでは、パンザマストにアンテナエレベーターを取り付け、VUHFアンテナを乗せて活用していましたが、部員の高齢化で地主に返却し今はMCA無線の中継所として活躍しています。
津久見クラブとは ごまがらクラブJA6ZPRは入会時学生という条件を持つ学生主体のアマチュア無線クラブで、津久見クラブは地域の人が会員の地域クラブ。 学生ばかりでお金のないごまがらクラブは、年間5千円の活動資金援助を津久見クラブより頂いてました。
第3ハウス建築
転勤族のJE6ART(ex JR6CKY)が大分勤務になり、彼の好きな50メガを極めるため山頂に設置した。
第3シャック内部無線機を操作するJE6ART
画面左14MHz アンテナタワーと作業ステージ
右側 第3シャック
これまではスズキハウスだが、このハウスは折りたたみ式で工事現場などに簡単移動できるタイプ。 運搬時に少し歪んだのか当初少量の雨漏りがあったが何とか補修できた。 夏の直射日光を遮るのと雨対策として、屋根の上にテントで使うターフのようにシートを張っている。
当初は、この部屋で運用するために小型インバータ発電機 2.3kvaガソリン を使用していたが、メイン発電機から配電し、この部屋も同じ系統で電力が使えるようになった。 ほぼ山頂に位置しているが、ハウスの真横まで車を乗り付けることが出来て便利は良い。 ただ、車は4WDでないと無理だろう。
第1シャックの遠距離無線LANとは別に、無線小屋周辺で使えるアクセスポイントを設置しているが、約40m以上離れた第3シャックには届かないようだ。 ハウス間にインターフォンまたは、LANケーブルを設置予定。