1996年建柱 このタワーは第2タワーと同じだが、購入時在庫処分なのかリモートコントロール装置オプションが初めから搭載されていた。 ケーブルを無線室まで引き込んで、卓上からタワーの昇降が出来る仕組みだ。 しかし、リミットスイッチの信頼度が低く、タワーを引き下げすぎたり、上げ過ぎたりして、ワイヤーに過度なテンションをかけてしまうミスを何度か起こしてしまった。 動作時間によって電源を切るシーケンスも組んだが、人間がその場で目視確認し昇降することが一番安全だと判断し、遠隔操作は早い段階で行わなくなった。アンテナ保守用作業ステージ
第2第3タワーには、建柱時からアンテナ保守用の作業ステージを倒壊したタワーを利用して制作し、取り付けている。 風による被害を毎年受ける山の上では、作業ステージは必需品だ。
ステージは、針金で固定していただけなので、グラグラ揺れて危なくなり2010年に作業ステージを再構築した。 その際、第2タワーから第3タワーまでステージを一体化し、作業効率が大幅にアップした。
LM470はアメリカではトレーラーに乗せて自動車で引っ張って移動運用できるタイヤやタワーを引き起こすオプションもあるらしい。 移動できるようにととてもコンパクトに造られていて、入れ子になっているタワーの隙間は引き上げワイヤーがやっと通る程度の隙間しか無い。 それにパイプなどの部材もかなり細くてやや心配。
第3タワーには当初から7MHzのアンテナを設置していた。 周りに立木が多く回転半径の小さい短縮タイプを使っていた。 クリエイトデザイン製のCL40Bで、フルサイズの7割に縮めたエレメントを使っている。
このアンテナもパイプが太くて肉厚の対風速アップ仕様を特注で作ってもらい使用していたが、台風時の吹き上げる突風でマストがちぎれ吹き飛んでしまった。 このときにかなりタワーが歪んだようだ。 歪んでいる 第3タワー
現在は、7MHz3エレフルサイズ クリエイトデザイン製 CL40Eを使っている。 このアンテナはエレメント長22.3m ブーム長12m 重量80kg その上に28MHz6エレ クリエイトデザイン製CL10DX 重量15kgがのっていてかなりの重量だ。
タワーを伸ばすときにどこかが擦れて巻き上げモーターが過負荷になり、ブレーカーが動作することがある。 困ったものだ。
このタワーは、モーターに雨水が溜まって故障したり、制御BOXに蜂が巣を作りかけたりとトラブルが多い。