Inspection 視察 その2
広島方面見学記
そろそろ今年も秋のコンテストシーズンに入るが、夏の間は無線から遠ざかっていることもあり、モチベーションアップにスーパーステーションの視察旅行に行こうという事になった。さてどこにいくか・・。
まずはやっぱり常勝ステーションのあの局を見てみたい。 という事で、連休を利用して陸路広島方面へ。参加者はJR6CKX,JR6CKY,JH6JSRの3名。 9/13,14の2日間、総距離1100km。CKXの愛車レクサスでかっ飛ばして行ってきた。
JH4UYB局アンテナファーム
途中狭い道もあるが扁平率45のレクサスでも問題なく上がれた。ロケーションも抜群。 ごまがらの設備と比べると、かなり内陸でロケーションは素晴らしいのだが、無線局とその周りの標高差はあまり感じられない。 大きなアンテナを建てていてもそんなに台風の被害に遭わないのは、津久見と広島の差だけでなくこの地形の違いが大きいのではと感じた。 多分、標高はJA6ZPRの無線小屋より高いのかもしれないが、感覚的にはごまがらの方がかなり高く感じられる。JH4UYBのアンテナ群 右端は3.5-3el 7-4el
そして、敷地が広い。 これはうらやましい! しかも平坦な土地でアンテナ建て放題。 さらに山の上の設備なのにきれい。 よく手入れされている事がひと目でわかる。 エコクラブごまがら(自然の中で活動するので)ではなく、エゴクラブごまがら(フィダーやアルミパイプなどが散乱して環境汚染?)から見ると、いらない物が散らばって無く綺麗だった。
アンテナは、シングルOPでこんなにアンテナが必要なの?と思ってしまう。 聞いてみると、どうやら常に全方向へ耳をそばだてている模様。ビバレージも四方八方へ張り巡らされている。 アンテナ切り替器で瞬時にビーム方向を選ぶことが出来るようだ。 まさにアンテナファーム。常勝の秘密のひとつであろう。 シャック前で記念撮影 (2008.9.13) Mny Tnx 岡野OM
岡野OMにとても親切に対応いただいた。 シャック内の壁にびっしり飾られた楯の数には、もう感心するよりあきれ返るほどhi。 初めて目にする楯多数。 台風時の対応や日頃のメンテナンス等、同じ山の上設備をもつうえでの悩み等を情報交換。コンテスト時の運用や使用ログのこと等々話は尽きなかったが、忙しいなか時間を割いて戴いたことを感謝しつつ、日本一のコンテストステ-ションを後にした。
鞆の浦(とものうら)
宿泊は鞆の浦の鴎風亭。ここ鞆の浦は宮崎監督が滞在中にいま話題の「崖の上のポニョ」のイメージを作ったという事らしく「ポニョ」で盛り上がっていた。
鴎風亭ポニョの里? 鞆の浦丁度なにかのお祭りらしくポニョで盛り上がっていた
広島風お好み焼き 広島に来たからには食べて帰らねば。 適当に目に付いた店に飛び込んだが、本当にうまかった! 個人的には関西風よりもこちらが好き。
3.5MHz5エレ八木
いて、せっかく広島に来たので、かねてうわさのビッグワン、3.5MHzフルサイズ5エレ八木を見学に。遠くから確認できるが あまりの巨大さに大きさの感覚が狂う。
うーーーーーむ。あまりの巨大さに言葉がでない。
息を呑むとはこの事か。しばし見とれる。
写真では周囲に放つ圧倒的な存在感を表現できない。
まさにビッグワン。同じ広島が生んだ戦艦大和を彷彿させる。 興味のある方は実際に肉眼で見る事をお勧めする。
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
帰りに呉まで足を延ばして、もうひとつのビッグ1戦艦大和記念館を見学した。呉海軍工廠建造 「戦艦大和」 1/10モデル
オープンからすでに3年がたっているので、日曜日でもゆったり見学できるだろうと思っていたら大混雑、すごい人気でびっくり。
このような施設を作ると戦争賛美などの批判もでるが、来ている人のほとんどにそのような感情はないだろう。 科学技術の傑作としてすばらしい。
1/10でもごまがら号の4倍近くある! このような鉄の塊りの巨艦が、23フィートのFRP製ごまがら号と同じ 27ノットで走るなんて信じられない。
(記 JH6JSR)
帰りの高速、ARTもJSRも結構飛ばす! CKXは6月に覆面に停められたので極力運転しないことにしていた。 小倉まで帰ってきて、博多回りか、そのまま南下するか迷ったが、一般道を走るのは嫌いということで遠回りだが博多経由全高速道路で帰ってきた。 時間的にはこちらの方が早いかな?
以上、少し強行軍だったが、いろいろな意味での広島名物を堪能して帰ってきた。旅の最後は別府でJE6LHMと合流して焼肉店で締めた。
視察その1へ視察その3へ