標高430m無線局 23mタワーから津久見湾を望む

Phone

電話
音声通信です


 コンテスト参加カテゴリーに Phone 部門と表示されますが、音声を使った通信モード全体をさして Phone と呼びます。変調(Modulation)方法のことをモードとも呼びAM FM など変調方法がありますが、我々が使う短波帯(HF)ではSSBという変調方法が主流です。  シングルサイドバンド(Singlesidebands)を縮めてSSBです。HEILヘッドセットHEILヘッドセット
 海外局との交信は普通語を使うと定められていて、普通語とは今のところ英語ですね。   コンテスト主体の運用ですので相手のコールサインと信号レポートがわかれば大丈夫ですが、語学力があれば一層楽しいだろうなぁと感じています。  時々、日本語で答えてくれる局もいますが、かえって意味がわからないことがあります。
 ところで、1980年代近くまでお隣中国はアマチュア無線を禁止していましたが、この数年経済的に豊かになった証拠でしょう中国の局も数多く聞こえてくるようになりました。 しかし、中国局の発音は??? 距離が近いので電波強度は強いのですが発音が??? 何を言っているのかわからない。 


  コンテストでは多くの局と交信し得点をあげるため短い時間で交信します。 いくつもの局が同時に呼んでくるのをてきぱきと仕切って交信記録(log)に記載して行くには訓練と経験が必要でしょう。 同時に沢山の局が 飢えた犬が餌桶に群がる様にたとえて(Dogpai-ドッグパイルl)といいます。 縮めてパイルとも呼びます。ヘッドセットとマイクアンプ    リニアコントローラヘッドセットとマイクアンプ    リニアコントローラ

ゆったりとした交信(ragchew-ラグチュウ)の場合はスタンドマイクやハンドマイクで大丈夫ですが、コンテストではヘッドセットを付けフットスイッチで送受信の切り替えを行います。  他のオペレーターの騒音にならないのはもちろんですが、ヘッドフォンをすると聞き取りにくい音やパイルでも判別できることが多くなり、両手が使えるのでキーボード操作が出来ます。 1分間に3局のペースで数時間交信することもあるので、素早いキー入力も必要です。フットスイッチとボイスチェンジャーフットスイッチと             ボイスチェンジャー

 聞き取りやすい音質にするためマイクアンプでトーンを調整したり、ボイスチェンジャーを入れたこともありました。 以前は、自作したものを使っていましたが、現在の無線機にはほとんど音声レコーダーが内蔵され、コンテスト時の呼び出しなどにその機能を活用しています。