このコンテストはSSNが下降を始めてからの参加で、これまでひたすら聞こえる局とやるだけでマルチを稼ぐというレベルにないが、実際どのあたりが取れていないのかマップに落としてみた。
やはり北部東海岸を集中的に残している。中央北部が残ったのはなぜか。人口密度の問題? Wの局はエリア移動の/を付けないので1エリアから呼ばれたと思って喜んでいると、CAをもらってがっかりしたりする。 また、略号ではなくALABAMAなどとフルスペルて送ってくる局がいて、ALだったかな?いやアラスカで使っているかも、などと混乱する。次回からはちゃんとチェックシートを用意しておきたい。
年毎の各州 交信局数 赤色が未交信州。
[結果]
680局交信
Multi Operator Single Transmitter部門 (無線機を操作する者が複数いて無線機は1台という部門)
世界4位 日本1位
[開始前]
21時からの開始だが、暗くなってANTを上げるのはトラブルの元になるので、18時前にシャック入りした。
開始まで時間があるので、久し振りにSO2Rをセッティングする事にしたが、PCを替えた事もあり結構手間取った。デュアルディスプレイのRTTY SO2Rシステム
左IC756とローテータ
中央 制御PC リニアコントローラ
右 IC756 BARTG入賞記念皿 N1MMでCOMポートを4つ使い、MMTTYとサウンドカード×2 にWebクラスターまで使うとさすがにCPUが重い。
[コンディション]
ARRLの時と変わらず。Wの参加が減りEUが増えただけ。 21Mも相変わらずだったが、国内とかなりできた。 集計してみると国内だけで計120局。Wとほぼ同じだけできている。常連に混じり、目新しいコールも多くRTTY人気は続いているようだ。
そういえば先日WAEの結果が送られてきたが、参加局数がまとめられており、それによると2005年からSSBよりRTTYのほうが参加局が多くなっていた。そのうちCWを上回るかも?
マルチはW,JAは問題なかったが、VKの参加が少なすぎてマルチの意味がない。もっと出てきてほしいものだ。
夜中に少し仮眠を取ろうとしたら、二人そろって寝過ごして気がついたら6時近く。これではマルチオペの意味がない!?。
けっきょく、7Mは昨年からかなり減らしてしまった。
[その他]
今年はコンテストでの交信カントリー累計も集計することにした。最近はアフリカより南米のほうが少ない状況が続いている。今回も14MでLV5Vとかろうじて1局出来ただけだった。
2008 CONTESTING 2 Entry
2008BARTG Sp Contest 交信地域
[結果]
635局交信
Multi Operator 部門 世界4位 日本1位
今年はJR6BSCも参加して3OP体制で参加した。
結果はまさかの過去最高記録。SSN低下のなかで特に7MHzの出来が大きく貢献した。 BSCは十数年ぶりのコンテストだったが、MMTTYのデコード性能やN1MMの便利な機能の数々に驚くことしきり。まるで浦島太郎と言っていたが、RTTYコンテストの面白さに魅せられたようだ。
[7MHz]
今回は3OPだったので夜中も運用し続けた結果、1コンテストとしてはSSB,CWを含めて7MHzの新記録と思われる。 レートは平均20-30程度、よくても40-50局/時間だが日没前から日の出後までワールドワイドに延々と楽しむ事ができた。
[14MHz]
WW RTTYに続き4桁を狙ったが2日目はやや失速して届かなかった。 1日目は20時ころクローズしたと思っていたら、夜中にいつのまにか復活していいて、春の訪れを感じた。 最後の方はN1MMのバンドマップがQSO済みのグレー表示で埋まった。
[21MHz]
最近は低調なコンディションが続き、北米やゾーン14などめったに聞こえなくなっていたが、昨年のWWCW以来ひさしぶりに北米とできた。 初日の夕方、ゾーン15を中心にかなり呼ばれ7z-8zの1時間に89局とできて、久し振りにハイバンドの高レートQSOが楽しめた。もつ鍋。おっと、ニラを切ってくるのを忘れた。工具箱からワイヤカッタ用のはさみで…。hi
[全体概況]
24Hで4桁オーバ、昨年の記録に並んだ。いつもとちがい夜通しで運用 した事と、7Mのコンディションが良かったのが要因。 このままトラブルがなければ新記録間違いなし。とりあえず1500アップと14Mの4桁オーバに目標を修正。 しかし2日目は聞こえるのはやった局がばかりとなりやや失速。 結果はEUだけで1000局オーバ。21Mがもう少し状態がよければトータルで2000アップも視野に入れられるところまで出来て満足。 来年の目標として励みにしたい。 12zは、モツ鍋タイムで唯一の0局。シャックで囲むなべは格別の味だった。
[JR6CKXの感想]
2008WPX RTTYは久々に三人での参加予定で今回は自分なりにやる気満々。 しかし、仕事のスケジュールが初日16時頃まではどうしても空かずがっくり。でもコンテストスタートからJSRがしっかり頑張ってくれていました。新兵器エスプレッソマシーン。シャックでスタバ気分。
コンテストのほうは7・14・21とどのバンドも順調に交信局数を伸ばすことが出来、BSCも午後6時には到着しました。 交信レートが少し落ちたところで夕ご飯。 いつもインスタント食品ばかりでしたが、今回は三人参加ということもありもつ鍋を作りました。
専用の市販スープにもつと野菜を入れて出来上がりの超お手軽。 しかしインスタント食品とは違ってとても美味しい夕ご飯でした。 夕食後はこれまた持参したエスプレッソマシーンを使ってコーヒータイム。このエスプレッソはとても美味しくて早くて眠気防止にばっちりでした。 これから毎回コンテストに持参しようと思います。
[結果]
1869局交信
Multi Operator 2 Transmitter部門 世界8位 日本1位
このコンテストは11:00JSTからなので参加しやすい。 土曜日の朝、ゆっくり家を出て9時すぎに到着。CKXは保育園の行事と重なり夕方からしか参加できないとの事。燃料、食料の運搬を手伝ってもらい、すぐに下山していった。 しかし準備万端にアンテナを上げ、N1MMをバージョンアップ。余裕をもってコンテスト開始したのだが、予想外の強風により中止を余儀なくさせられ残念。実質20時間にも満たない参加で終わってしまった。
[土曜日]
14M北米を相手にスタート。21Mはほとんど入感なし。
西海岸の局を中心によばれるが、すぐに相手がいなくなる。12:00を過ぎるとUゾーンを中心に西から呼ばれ始めたので、早々に北米に見切りをつけアンテナを西にふる。EUからそこそこ呼ばれるがWPXの後だけに物足りない感じ。
19:00くらいにCKXがやって来たが、14Mはすでに下り坂で例年より早く20:00にはクローズしてしまった。7MにQSYしたが、すぐに聞こえる西海岸局をやりつくし相手がいなくなったところで、CKXは翌日も仕事との事ですぐに下山してしまった。 03JSTまで休憩して再開。EUも聞こえる局は結構強いのだがさほど呼ばれない。 好調だったWPXのイメージが残っていてがっかり。そういえば今年は国内局の参加も少なく感じた。時間毎交信地域表
[日曜日]
早朝の14Mは好調。昨夜の早めのクローズに比べオープンが早かった。06:00JSTくらいからいいペースになり、結果的にここが今年のハイライト。
朝から次第に風が強くなり、ついにはブームが大きくしなるようになり慌ててタワーを下げた。BSCから電話があったが下はそんなに吹いていないとの事。
天気予報をみると低気圧通過中で明日まで強風の予報。前日までの予報ではたいした事ないだろうと思っていたのだが、ここはタワーの東側が急激に落ちていて、風が集まって斜面を駆け上がって来るようだ。これまでも台風でアンテナが竹トンボのように飛ばされている。
しばらく様子をみたが全く治まる気配がないため、残念ながらここで中止する事にした。
[結果]
544局交信
Multi Operator Single Transmitter
(MS 無線操作を行う者が複数で、送信機を1つしか使わない)部門 世界4位 日本1位
[久し振り]
・久し振りにALL JAに参加した。 国内コンテストでは一番メジャーで参加局数が多いコンテストだ。 それに、50MHzまでの周波数帯なので、アンテナも揃っている。 その他の国内コンテストではVUHF帯があるためアンテナをそろえたり、都市部と田舎の差がありすぎて面白くない。
さて、このAll JAにまともに参加したのは2002年以来なので6年ぶりになる。動機はCWの練習のつもりだったのでシリアスな運用は考えていなかったのだが、7Mが思った以上に飛んで熱が入り、結局最後まで参加した。 国内は7Mがメインバンドである事を再認識。他のバンドはCWにウェートを置いて運用した。まだまだパイルになるとお手上げで設備と技量のミスマッチが大きく、まだまだ修業がたりない。今後もぼちぼちとCWコンテストに参加していきたい。 マルチは全く探さなかったのであまり取れていない。来年は人数を確保して本格的に参戦か?
[国内用ログソフト]
・参加前、よく考えたらログソフトがN1MMしか無い。JADOMESTICで出来るらしい事は知っていたが、実際に使った事が ない。試しに使ってみるとマルチや得点計算に問題はなかったが、パーシャルチェックがヒットしない。チェック用ファイルがDX用なのでJAのデータが少ないようだ。これでは使い勝手が悪い。 やはり国内はZLOGか。インストールしようと取説を読むと重大な問題に直面した。XPではパラレルポートが使えないとある。 CWキーイングのIFはパレラル用しか用意がないのだ。もともとCWはほとんどやっていなかったので、流行りのWinkeyなども持ち合わせていない。N1MM用にセッテインク゜しているシステムを組み替えるのも面倒だ。
N1MMで参加する事に腹を決めた。国内コンテスト用のマスターファイルを調達するしかない。 たぶん誰かが作っているだろうとインターネットで探すが見つからない。今回もコンテスト開始前にもつ鍋で鋭気を養った
[N1MM用作成ツール]
・ もはや自分で作るしかない。最近はパーシャルチェツクが常識となりもう戻れない。N1MMの英文取説をなんとか読み進めていくと、マスターファイルの作成ツールがある事がわかった。さっそく使ってみると意外と簡単にできる。 作ったファイルをN1MMに組み込んで使ってみると気持ちよくヒットするようになった。 こうなるとZLOGなみの使い勝手を求めたくなる。過去に交換したコンテストナンバーもヒットしてほしい。
取説を読み進めるとヒストリーファイルを作成すると出来そうだ。作成ツールもある。 使ってみるとキャブリロファイルも読み込めて簡単にできる。作成したファイルをインポートして使ってみると見事表示するようになった。コールサインの入力以外はリターンキーで進められる環境が整って満足。実際のコンテストでもかなりの確率でヒットして重宝した。コール判別ウインドウ おかげでN1MMの理解が少し進みうれしい。
N1MM コール入力ウインドウ[今回もおきまり?のトラブル発生]
・14Mのアンテナが載っているルソーのタワーは場所的に遠く、伸ばすのに20分もかかる。年季の入ったウインチギアいつも待っていられないのでスイッチを入れて後で様子を見に行くのだが、1時間ほどして遠くからみるとまだ完全に伸びきっていないようだ。
ギアを上から撮影いってみるとモーターが駆動し続けている。慌ててスイッチを切ったが一瞬「焼損」の文字が脳裏に。しかし触ってみると熱くない。ホッとして冷静に考えたら状況が飲み込めてきた。
ケースをはぐるとやっぱり・・。
ベルトが切れていた。大分市の大型DIYショップに在庫を問い合わせるが、ギアのように咬むベルトになっている特殊なベルトのため扱ってないと… うーん困った。 津久見市内の船具屋(金物屋)に切れたベルトの現物を持参し相談したところ、すぐ入りますという答え。 大きな店よりも地元の老舗の方が頼りになりますわ。 後日交換することとしてこのままコンテストに参加。 二日後にベルトが届いて、交換完了。 強風が吹かなくて良かった。
[結果]
1601局交信
電信電話ハイパワー 2TX 日本1位
[ 1日目 ]
今年の秋のコンナテストシーズンは、WW RTTYからスタートした。
といっても全くの準備不足で、09:00からスタートしたのは、なんと14Mアンテナの組み立て。 約3ケ月ぶりの設備稼働で、インターネットもなぜか繋がらなくなっており調査が必要。 こちらはCKXが一度モデムを持ち帰り、ホーム側と通信テストをすることにした。 通信テスト良好なのでもういちど山に設置してみるとOK。結局原因不明。 山に通信設定ソフトがなかった事を反省。さっそくインストールして備えた。
後日、原因判明! CKX自宅と無線小屋との2㎞以上を無線LANでつないでいるが、モデムを利用のたびに接続していたため、外部アンテナコネクターが接触不良になっていた。 Nコネクタの中心導体が引っ込んでいてつながっていなかった。 モデムをしっかりセットし、運用のたびに機器を接続しなくてもよいようにしたところ、接続不良は皆無となった。
さて、アンテナの方は組み上げて調整などしているうち、本格的に参加できるようになったのはもう夕刻。 これでは全くモチベーションがあがらない。昼間の作業の疲れもあって22:00には寝てしまった。
[ 2日目 ]
翌朝目が覚めたらもう6:00をまわっていた。リグに灯を入れるとすでにバンドスコープに全く隙間がないほどオープンしている。さすがにWの参加が多い。 完全に出遅れで目標がなくなったが、久しぶりのWからのパイルやカリブへのビッグパイルなどに参加して楽しんでいると、CRTが縞模様で見えなくなった。 CRTを交換するがNG。もう1台のPCのデュアルCRTのグラフィックカードを緊急流用。 久しぶりに稼動するとトラブルが多い。CKXと今後の整備計画などを話し合い、早々に下山した。
久し振りのオンエアで最近のコンディションを全く掴めていないが、カリブ、アフリカ、東海岸、欧州深部万遍なく聞こえていた。特に中米・カリブ方面はひさしぶりに聞いた気がする。 オールバンドで思いきりやりたいコンテストだが、九州で山の上シャックという環境では、まだ台風シーズンのこの時期ではリスクが大きい。
14のアンテナは組んだまま下山したが、台風15号が台湾を襲っている。
今後の進路が心配である。
[結果]
565局交信
14MHzシングル部門 日本1位
今年も世界のアマチュア無線界最大のイベントともいえる標記コンテストに参加した。 メンバーは昨年と同様。JJ1RJRは仕事が忙しく不参加が危ぶまれたが金曜日最終便ですべり込み。
部門も昨年と同じくMSでやることにした。
コンテストソフト N1MM 入力ウインドウ
今年からN1MMのInfoウインドウにランニングステーションとマルチステーションの表示が出るようになった。表示があるとなんとなく気合が入る。 N1MMの進化スピードは周知のとおりだが、マルチモードの充実ぶりはすばらしい。
[1日目]
今年はシャックのPCを新調してVISTAに変わったので、関連トラブルを懸念したが開始時間までに無事セッティングも終わり、スタートできた。
14Mの北米を相手にまずまずのスタート。21Mも午後にEUが開けてから絶好調。 昨年よりかなりコンディションがいいようだ。 クラスターでMS部門のライバルと目される局をチェック。この部門の常勝局JA7YAAがなぜか見あたらない。MSと思われるJI2ZJSが14Mで飛ばしている。昨年M2だったJA1YPAはまだどちらなのか分からない。そのほか目立つ局はMMのようだ。JH4UYBも相変わらず飛ばしている。 初日の好調で昨年のスコアを上回ることは確実になった。
[2日目]
二日目もコンディションの好調が持続。14Mは北米、21MはEUの好調がはっきり。 ただし、14はカリブ、アフリカともある程度マルチを押さえたが、21Mはカリブはおろかアフリカもとれていない。コンディションのいい時間帯にランニング重視で、マルチをマルチステーションに任せすぎか。コンディションが落ちてから取りにいっても手遅れで、ランニングの合間にもレアなマルチは確実に押さえるようにしないと。7Mでマルチをへらした理由も同じか..。このへんがMSのむつかしいところ。来年に向けての課題。
最終的にレート100/hオーバーが8回。3000に届くかと思ったが、最後になって756PRO3の初段がおかしくなり及ばず。(7MHzと3.8のアンテナエレメントがタッチしたのかもしれない タッチせずとも極近い距離で初段がいかれてしまったようだ。)
今年はシャックにベッドを新調。オペレートではなく、睡眠を交代するという逆転の発想がうまくいった。これまで疲れたら適当にごろ寝していたのが、メリハリがつくようになり、体力的にも疲れがすくなくなった。
写真左 : ランニングステーション N1MMはVISTAでも安定して動作した。PCを新調しデュアルディスプレイで画面も広々とSO2Rができる。
写真右 : 仕事先から直接最終便でかけつけたJJ1RJR もう夜遅かったが、歓迎会をかねて明日の作戦ミーティング
バンド毎交信地域局数
結果はコンディションに恵まれた事もあり、昨年から大幅にスコアアップした。 15mのコンディションが予想以上、20mも意外によかった。
昨年との比較では
80m + 22Q +17C +7Z 40m + 82Q - 7C -5Z 20m +407Q +13C +2Z
15m +378Q +16C -2Z 10m - 15Q - 1C -4Z 874Q +38C -2Z
地域別の割合を見ると大きな変動はない。14と21のスコアが大幅にのびた。 40mのマルチを減らしたのが気になる。 そういえば14MでN1MMから呼ばれた。ハイペースでがんがん呼ばれている時でとっさには言葉がでなかったが、次回は「すばらしいソフトをありがとう」と言わねば。
[結果]
2868局交信 MS部門 日本1位
昨年に引き続き、WAERTTYに参加した。
これまでは同時開催のJIDXSSBに参加していたのだが、やってみるとなかなか面白い事に気づき、今年はMSでフル参加した。
WAEといえばQTC。個人的にはCW SSBのQTCは遠慮したいが、RTTYのQTCはスピーディで面白い。RTTYの場合、EU以外でもSQTCも可能なところも面白い理由。ログソフトがうまく対応しており、QTC送受信とも簡単にできる。QSO4桁とQTCがQSOの2倍を目論んでいたのだが、そうはうまくいかなかった。QSO4桁はコンディションの上昇でクリアできそうだが、QTCは交換してくれる局が意外に少ない。2000QTC得るには最低でも異大陸の200局以上との交換が必要だが、現状ではきびしい気がする。
コンテスト終盤の3時間くらいは同一カントリーともQTC交換可能なルールにすると更に面白くなるのではなかろうか。
WAEコンテスト中のコントロールソフトN1MM の画面説明
WAEバンド毎 交信局・地域表
[結果]
794局交信 MO部門 日本1位