1997

ALL アジアコンテスト
おかげさまでマルチオペマルチバンド日本1

 1997 Sep6~8 ASIAN-SSB
 受クラブハウスは建築していたが、コンテストに参加するのは久しぶり。タワーの数が少なく、マルチバンドアンテナを上げているので同時に電波を出すことが出来ない。  急遽、アンテナを設置してコンテストに臨んだ。
雨の中アンテナ設営雨の中アンテナ設営
 28MHzのアンテナをおろして14MHzの2エレメントアンテナを設置。 急造ではあったが何とか電波を出すことが出来た。
 アマチュアの無線の規制緩和で、第一級アマチュア無線技士の試験から和文モールスの実技がなくなりとても受けやすくなりごまがらの部員達がほぼみんなトップライセンスを手にすることが出来た。JH6JSR  JH6SQIJH6JSR  JH6SQIしかも、送信出力が1kwに拡大され山の上に無線局を持つ我々には近所に電波障害を起こすことなく大電力で運用できる好条件が揃った。


第1コンテストデスク第1コンテストデスク   机を二つ並べてコンテストに出たが、6畳1つの小屋では狭い。 PC9821 ロギング用 IC775DXⅡ PC98N パケット通信用を第1デスクに置いた。

第2コンテストデスク第2コンテストデスク
 TS870と日本無線のリニアアンプJRL2000を第2デスクに置いた。
 1kwのリニアなんて初めて使うので、どきどきしたが真空管式とは違ってとてもイージー ただ、壊れるときもあっという間なのだろうかと心配だった。
 初めてDXContesに参加し、とても面白く興奮した。 
交信局数は 428局だった。
MM部門日本1位の賞状

AllAsiaContes AwardAllAsiaContes Award

CQ WWDXContest Phone
ついに世界一メジャーなコンテストにエントリー

 70年後半から80年代にかけてフィールドデイコンテストでは若さと情熱で、高得点 をあげ、全バンドでZPR(ズルーピィターレディォ)という声が全国へ響いていましたが、その再来となったでしょうか?抑圧防止スタブの作成抑圧防止スタブの作成雑然としたコンテストハウス内雑然としたコンテストハウス内

初日

 運用開始と同時にバンド同士のかぶりが深刻に。 弱い局はつぶされるし、お互い の周波数をうまく選ばないと使い物にならない。ゲストOP JH6ETSゲストOP JH6ETS
CKXが急いで抑圧防止スタブを作成、ある程度の効果はあったようだが、S+20のところがS7程度までの減少。  まあ少しでも効果があって良かった。 運用しているとあれーパワーが出ない、とても感度が悪い。 どうしたのだろう、原因はスタブ。 なにせCKX製 途中で半田がとれてSWRが無限大に。  さて、夜になってJR6BSCがやって来る。  と、突然部屋の照明が不調。  蛍光灯の不良か? いやいや電圧が低いぞ発電機のトラブルだー!。
 200V出力が170V うーむ困った。 どうも発電機のエンジン部分らしい、そういえばこの頃排気に少し白い煙が混ざっているし、不完全燃焼音がしていたよう で…。 オイルか? 冷却水か? エアエレメントだー エアフィルターを外して再起動。 うん調子いいぞ。 排気音も良好。 電圧も正常。 めでたしめでたし。   この作業で1時間無駄にしました。
 初日夜の14MHz7MHzはヨーロッパに対してとても良い。
 我々が使用して いるロギングソフトは東京大学無線部のCCC。 これにはQSOのペースが表示される。 
  1分間2~3局ペースで2時間弱交信できた。得点の記入24時間経過 得点を目標ボードに書き込む

2日目

JH6SQIはここまで一睡もしていない。 CKX JSR ETSは2時間程 度休憩をとっている。 14のアンテナをどうするか? 2エレでは苦しいが、5エ レにすると21のONAIRが出来ない。 なかなか難しい。 それにOPも少ないのでどのバンドにQRVするか等それぞれの時点で難しい判断が続く。 24時間経過。 予定表に経過を書き込む。
 3.5 7 28は予想より良い ペース。 21はまあまあ14がやはり少ない。
 夕飯はJE6LHMが来るついでにほか弁を買ってきてもらう。 LHMは上手に さばけないので、マルチ稼ぎを行う。 7 14 21のヨーロッパへのオープンを 待つ。28メガを運用するJH6SQI28 28 28メガを運用するJH6SQI
 7MHzはアフリカ中米等めずらしい所からの信号も確実に捕らえる。
 どんなパイルアップでも取れるような気がするアンテナ。 本当によく飛んで聞こえてくれました。
 残念ながら7MHzでしかヨーロッパが開けない。
 強い局は聞こえるがDUPばかり。
 我々がつないでいるパケットクラスターのノードにZPRがインターネットのヨー ロッパのクラスターにログオンされているという情報が入る。 ヨーロッパではZPRは珍局なのか?という会話がチャットでされていた。

3日目

 残念ながら日曜深夜は3.5だけ、あとのバンドはコンデションが悪い。
 朝になり21MHzでパイルを受ける。JH6JSRが鬼のようにさばくさばく。 局数がだいぶ伸びた。  
第2コンテストデスク第2コンテストデスク

   参加した全世界の皆さん48時間ご苦労様でした。
 CKXは日曜夜のコンデションが良ければもっとQRVする予定でしたが、あまりにBFなので月曜午前2時頃山を下りました。
初日の夕食初日の夕食 カップ麺とパンでは元気がでなかった。月曜日は向洋保育園の遠足でしたので。またコンテストに燃えようと思った。

反省会

11月15日
JH6JSR宅にてWWDXPhの反省会を行い、まずWWDXとJIDXのログを最終チェックした後、JH6SQI作成のデーターブックによ り問題点を検討した。
各バンドの感想
3.8
ほぼ目標局数と交信できた。  このバンドに詳しくなかったのでオープン/エンドが判りにくかった。 このバンド独自の周波数帯へ慣れが必要
IVDPだが割とよく飛んでくれた。
今後の対策
もう一つアンテナを考える 
「3.8 3.5ロータリーダイポールを設置決定」
今後タワーが増えれば今までのアンテナ残骸を利用し2エレを作成。


アンテナの調子は良かった。
Wともっと積極的に交信すべきだった。   
打ち上げ角のせいで近くが聞こえない。
今後の対策
低い位置にDPを設置、これは国内コンテストにも活用できそう。

14
他のバンドとの混信で交信が困難だった。  
急遽作成した2エレでは力不足だった。   
Wのパイルをさばかないと得点が伸びない。
今後の対策
14に5エレを使い、21の多エレメントアンテナを検討

21
アンテナの調子は良かった。  28へ混信を与える。
今後の対策
「7エレ設置決定」

28
Wオープンの時間帯に21からのかぶりで局数が伸びなかった。
パイルに負けた。
今後の対策
各バンド毎の抑圧防止スタブ等の研究を行い、かぶり対策を完璧なものに
アンテナの再検討  「エレメント増またはスタック化」

その他設備について
OP
バンド毎に連続運用できるように
OPの時間割り当てを作る
参加確実な時間帯を事前に調査
ゲストOPを公募し事前に面接を行う

MIC
他バンドからのかぶり
ヘットセットの事前調査

ANT
7と28の独立方向調整をどうするか「スタック化?」
ローテーターケーブルのコネクタ化 「コントローラーを移動するときに便利」

LOG
CCCは使い良かった
コンピューターはバンド毎必要

ハウス
スペースが無い 「もう一棟建築決定」

 コンテストの前後にミーティングを行い、前年の成績や今後の課題を話し合うことにより一 層コンテストを楽しむ ことが出来ました。 その楽しみを教えてくれたJH6SQIに感謝。
 これからも、地元を離れ生活しているごまがらクラブメンバーの郷土愛に支えていただきな がら、また大分県のコ ンテスト愛好者を取り込みながら活躍していきたいと願っています、個 人でDXを追いかけるのも楽しいものです が、力を合わせ得点を競うクラブコンテストはまた違った楽しみです。
 当クラブに興味をお持ちの方、是非是非事務局宛(JR6CKX)にご連絡下さい。
 特に最近影の薄い大学等、学校クラブ所属の方お待ちしています。 「ごまがらの入会資格に (入会時学生)とい う条件が以前ありましたので」 

1997 JIDX Contest Phone
97年11月8日~10日

 59誌主催のJIDXコンテストに参加した。 先日のWWDXに比べると参加局が少ないのはしょうがない。

マルチバンドシングルTXは人数が少なくても結構楽しむことが出来た。コンテストの時間は土曜日の午前0時から48時間ならば月曜日に仕事を休まずに参加できるのに… と感じた。
  月曜の8時までコンテストだととてもつらい。
  JA6ZPRの7MHz3エレはとてもよく飛んでくれるようだ。ヨーロッパのDXネット{OH2BUA}に59++とレポートされていた。 うーむ嬉しい。心底コンテストが好きな人は個人で参加するだろうが、クラブでの参加は何倍も楽しく感じます。

交信局

3.5MHz  21局  42点  13Zon  13Cy
 7MHz 401局 401点  25Zon   67Cy 
14MHz  99局  99点  12Zon   38Cy
21MHz 192局 192点  28Zon   56Cy
28MHz  13局  26点   5Zon    6Cy
合計は 726局 760点 83Zon 180Cy

 MM部門 JA3位
マルチオペレータマルチトランスミッター部門