何だか暖かい日が続いて、冬らしくないなぁ雪遊びは大丈夫かな… と思っていた日もありましたが、猛烈に冷え込んだ日が続いて、東京でも数十年ぶりに10センチ以上の大雪で驚きました。
東京は普段でも人の多さと交通手段がギリギリのラインで折り合っているので、交通トラブルはすぐに拡大してしまいます。
大雪の日は多くの会社が早めに仕事を止めて社員を帰宅させた時間と雪の時間が重なって大混乱。 弟が都心で働いていますが、平常通り午後8時に退社した弟と、早めに帰宅させた社員と帰り着いた時間はほとんど同じだったとのこと。
都会の通勤事情は本当に大変ですね。
それに、寒さのせいかインフルエンザ流行がぶり返して九州はどの県も流行警報が発令されています。 温度と湿度に気をつけてはいるのですが、園でも感染者が増えて心配しています。
地球温暖化と言われて年間平均気温は確かに高くなっているようですが、寒暖の差が大きく感じられます。これも温暖化の影響なのでしょう。
さて、就学・進級に向けてまとめの月でもある二月、節分の鬼に立ち向かって、ずっと楽しみにしていた雪遊びを思いっきり楽しめれば良いですね。
小学校一年で躓いてしまう「小一プロブレム」という言葉を聞いたことがあると思います。 小学校に入学したばかりの1年生が、集団行動がとれない・授業中に座っていられない・先生の話を聞かないなど学校生活になじめない状態が続くことを言う言葉です。
東京学芸大が平成19年に実施した調査では、全国の2割の地域で確認され、他の2割の地域が「以前はあった」と回答し、家庭のしつけが十分でないことや、自分をコントロールする力が身についていないことなどが主な原因で、小学校の先生方が幼稚園・保育所の指導が不十分と批判する形になっていました。
私が思うに、
小学校の先生は受け持つ直前まで個々の子どもについて知っている情報が少なく、保育所との連携も持たずに、共働きだから家庭でのしつけに問題があると思い込んでいた時代もありました。
現在は共働き家庭が大多数を占め、専業主婦の割合は大幅に減少し、そのような根拠無き批判をする先生は居なくなりました。
文部科学省は、平成23年より、子どもたちが小学校に早くなじめるよう、「スタートカリキュラム」の導入を全小学校に求めています。
発達段階にあわせて授業時間を短縮、クラスを少人数編成にするといった工夫や、遊びや生活を通した総合的な学びを取り入れることを指します。
つまり、保育園での生活の成果を、小学校での学びにつなげていくということです。取り組みの程度に差はありますが、幼稚園・保育所と小学校が協力してカリキュラムづくりをするところが増えています。
幼稚園・保育園での偏った教育は小学校へのつながりを阻害します。主体性「自ら進んで」を伸ばす保育が私たち保育関係者には求められていると考えています。
さぁ、寒さに負けず冬を楽しみましょう。 |
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