
朝夕は随分気温が下がり、半袖では少し寒く感じますね。園便りの表字の色も暖色になりました。
先月の園便りに、日田市の集中豪雨の様子をちょっと書きましたが、まさか津久見が水害に遭うとは…。 青江ダムが出来る前、まだ私が小学校に上がる前に青江小学校に水が入ってグランドが池のようになった記憶がありますが、今回の猛烈な雨は凄かったですね。
17日日曜日、台風の移動速度が遅くまだ鹿児島の南にいて、雨風共に大したことなく拍子抜けだなぁと思っていましたが、10時過ぎ頃から雨が強くなり心配になってきました。
14時頃園の様子を確認したときは園舎裏の小川はまだまだ余裕があり、園舎前の臼津バイパス入り口三叉路が冠水しじわじわと園舎に近づいてましたが、その時はまだ心に余裕がありました。
自宅に戻って間もなく自宅前の道が川のようになってしまい、職員間の携帯連絡でも各所の被害連絡が届きだして、市内全域で大変なことになっているのが解りました。
テレビでは、120oという猛烈な雨が二時間近く降っていると放送があり、道を泥水がドンドン流れているので園舎の確認にも行けず不安が大きくなりました。
15時過ぎに園内カメラの映像を中岡先生が送ってくれて、その手があったと確認したところ、床上浸水はしていないようで安心したところです。
16時には自宅前の道も水が引いて、結局園舎は冠水を免れました。
翌日敬老の日、園舎の確認を行ったところ雨漏りもなく水道も大丈夫で一安心。 自宅車庫に泥水がほんの少し入ってたので掃除しました。
幸い津久見市では人的被害がなくて何よりでしたが、市内各地、目の細かい泥が厚く溜まっていて…言葉もありません。 セメント町の蓮照寺では御門徒有志の方が集まって炊き出しのおにぎりを被害の大きい地域へ配り喜ばれていました。
翌日保育は問題なく行えると思っていたのですが、夜中になって水道水の濁りに気づいて大慌て。水道課に保育園用にまとまった量の水をもらえないかと問い合わせましたが無理みたい。職員が給水車に並んでもらおうかと考えましたが… 自宅では井戸水を日常使っているのですが、保健所の検査を受けていないので…うーん。
とりあえずポリタンクを買いに臼杵に行く途中で臼杵の海辺保育園に電話すると水道は問題ないということで分けてもらうことに。毎日300g運んで給食を提供することが出来ました。
食材・電気・水が確保できれば、調理現場はとても大変でしょうが、給食を出し続けることが向洋の地域への支援だと職員一同頑張ってくれました。 今後、向洋も地下水ポンプを設置し毎月水質検査を行うことで、プール用水と非常時の飲料水確保を行いたいと思います。それに園舎玄関に泥水浸入防止の工作も行いたいと思います。
水害の影響で運動会は市民体育館に変更しました。 被害に遭われた方の早期復旧を願っています。
一生の記憶に残る台風でしたね。
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