平成29年4月 園便りより

 第68回卒園式 30名の子ども達が向洋保育園を巣立っていきました。 
   お子さんを通じて保護者の皆さんとも深く長いおつきあいをさせていただき感謝しています。

  今年は桜の開花が少し遅いようで、保育園近くの川沿いの桜もやっと咲き始めました。

 先月68回目の卒園式を行いました。 お家の方、先生方に祝福されて、みんなの顔は嬉しさで輝いていました。
 心配した天候も崩れることなく、園庭で保護者を交えて記念写真も撮ることも出来ました。
 こうめ組やうめ組から通っている子ども達では、物心ついたときには向洋保育園での生活が始まっていたのですね。
 四月から、がらりと違う生活に戸惑う事もあるかもしれませんが、小学校での生活を楽しんでもらいたいと願っています。

 さぁ新年度! 新しいお友達を迎え、お部屋と担任が替わって何となく落ち着かないざわついた雰囲気が一週間ほどは続くのだと思います。 
昨年度向洋保育園は、保育所型認定こども園に機能変更し、細部でいろんな変更がありました。
 行政も保育所もなかなか新しい制度に馴染めなくて戸惑いも多々ありました。
  向洋は認可園ですから、児童数に対する職員数は定められた数を余裕でクリアしていますが、さらに職員を配置することが出来、行事準備の残業等も改善されるようになります。 しかし、保育士資格を持った人が少なくて、職員を配置したくても人がいない状態です。 保育士不足は都市部ではとても深刻。 まだまだ保育士の基本賃金が低いことが原因だと言われています。

 短時間でも月に数日でもかまいません。保育士免許を持つ方の情報をお待ちしています。
 さて、テレビでは私立小学校国有地払い下げ疑惑や姫路のこども園の劣悪な運営が報道されていました。

 国有地払い下げ疑惑は、連日国会で質疑されていましたが、野党の追及は首相のスキャンダルとして問題視する作戦でしたが、今ひとつピントがぼけていた気がします。 国有地払い下げの担当者を呼び出してその金額になった根拠を追求すべきではなかったかと思うのです。

 姫路のこども園は… うーん 都市部では預けるところを確保するために保護者は相当無理をしているのですね。 内部告白で園の劣悪さが表に出たのですが、預けている保護者も早い段階で「この園おかしいなぁ」と気づいていたはずです。 入園料を徴収したり、給食の内容など開いた口がふさがりません。 残り物を冷凍して後日給食に提供したり、職員が遅刻すると罰金など、とうてい考えられません。
 目先のお金を手にすることに情熱を注いでいれば、すぐ破綻することは誰にでも解ることです。 もちろんお金は大切ですが、園に通う子ども達とその御家族の幸せが園職員の幸せでありたいと思っています。 

 今年度も向洋保育園は、保育制度を活用しながら安全で安心な保育、子どもも職員も幸せな生活の場として、常に楽しいことを追求しながら運営していきたいと願っています。
 楽しく勤務できる保育園でないと、その園の子ども達は楽しい生活は出来ないと思うのです。
 どうぞよろしくお願いします。