平成28年7月 園便りより



 元向洋の保護者の川野さんが今年も芋畑に招待してくれて、畑に芋ツルを刺し植えました。
なかなか晴れる日が無くて延び延びになっていましたが、畑は新しい消防署の近くでみんなで歩いて行きました。 

   

 さぁ夏本番の七月です。 
でもまだ梅雨開けは月の後半、例年津久見の花火の頃ですね。 梅雨の終わりにかけて大雨になることが多いのですが今年はどうでしょう。  すでに九州は大分も含め例年以上の大雨が降っています。津久見の場合周囲が山に囲まれているため、雨の流域が狭く大洪水とはなりにくいのですが、それでも注意が必要ですね。

 ところで、参議院選挙が公示され7月10日が投票日です。 私は投票場に行かないと「帳面が消えない」という感覚で毎回投票していますが、都市部では日々の生活と立候補者との距離がとても遠いのか投票に行く人が少ないようです。
 今回は選挙権が18歳以上に引き下げられて初めての国政選挙で、行政から我が家の大学生の娘と高校生の息子宛に選挙のしおりが送られてきました。

 年齢が引き下げられて、みんなの暮らしを若い世代から考え選挙の意義を考えてほしいと思っています。世界の国々には選挙の投票が義務の国も沢山あるようで、罰金が科せられる国や服役させられる所も、何度か棄権すると投票権の抹消という国もあって驚きました。
 
 誰に投票しても今の生活に直結しないから…と考える人が多いのでしょうが、期日前投票も以前に比べると簡単にできるようになりましたし、今一度国の方針をそれぞれが考え投票することが必要だと思っています。 スポーツ選手・タレントなど単に有名人だから投票するのではなく、どんな考えなのかしっかり調べて投票したいものです。

 そして投票といえば、イギリスはEUからの離脱を国民投票で決定しました。 ギリシャの借金問題、東欧や中東からの移民問題に不満が溜まって、自主独立を貫きたいという国民の選択だったのでしょう。
  国民投票で全体の意思は確認できますが、人の意見はその時々の流れを反映しすぎて、その結果どうなるのか専門的判報が行えない危険があります。実際、イギリスでも投票した後でやり直したいという声が多いと報道されてました。 国民投票に向けた報道のあり方も重要ですね。

 世界中の国境が無くなって地球人という枠組みで生活できたら…  という本を高校生の頃読んだ記憶がよみがえってきました。 その時はすばらしいなぁと思いましたが、現在ではどうなのでしょう。
 緩やかな人の流れと文化の交流は進めるべきですが、急激な変化は住民と移り住んできた人たちの集団との摩擦が大きく混乱すると思います。 同じ価値観を持った人が暮らすのと違って大変ですし、将来も住み続ける覚悟の無い人達も中にはいることでしょうから生活スタイルも違ってくると思うのです。

 少子高齢・人口減少に悩む日本ですが、移民を受け入れ大量の異民族と生活できるでしょうか? 日本人は台風や地震の経験からなのか協調性を大切にしている民族です。 「話せばわかる」というのは日本人同士だからかもしれません。

 さぁ夏真っ盛り熱中症に注意しながら夏を楽しみたいと思います。