今年は例年になく暖かい日が多かったですが、流石に師走になると一気に冷えて、園舎床暖房スイッチも入れて冬支度です。
12月は、なんと言ってもお楽しみ会!小中学校で土曜日授業が一部復活したため、お楽しみ会を日曜日に変更し先日市民会館での舞台練習も終えて、当日子ども達は素晴らしいパフォーマンスを披露してくれると期待しています。
さて、先月はフランス パリで多発テロがあり、多くの一般市民が犠牲になりました。 宗教対立 内戦 難民等々様々な要素が原因で、過去のフランス植民地政策も原因の一つでしょう。 それにイスラム教でシーア派スンニ派など宗派間の対立も絡んで、関係がとても複雑です。
私の父母は寺出身で、親族もお寺関係が大半です。 でも、神社や他の宗教を貶したり排除する気はありません。 神社・教会に敬意の気持ちを持っています。 日本の人は、クリスマスを祝って、除夜の鐘をついて初詣でに出かけ、結婚式はキリスト教
神道と様々でお葬式にはお坊さん。 深く信心すると言うよりも日常の生活に様々な宗教が絡んでいます。
時にはオウムのようなカルト宗教や、手をかざすと病気が治るなんて言う話しに取り付かれる人も… 覚えていますか? 「定説おじさん」あの事件には笑いをもらいました。
霊感が強い人とか占い師がテレビに登場します。 アトラクションとして楽しむ分には良いですが、本当に霊が見える人には医者が必要です。
それに占い師の言葉に囚われたお笑い女性タレントもワイドショーのネタになりましたね。
○○を信じると良い事がある… さらに、○○を信じないと悪いことが起きる… と人の心につけ込む人達は宗教家ではありません。
世の中の迷信やカルトに惑わされないように正しい信仰を持つことは素晴らしい事です。 しかし他の人の考えや信仰に敬意を払うべきで、自分と同じ信仰以外は認めないという考えはあまりにも危険です。 自分と周りの人が幸せに生活するための宗教だと思うのです。 宗教の違いで殺し合うなんて理解できません。世界中が日本の人達のように、おおらかな宗教観であればと思うのですがね。
移民の問題も大変です。 民族の縛りを無くして、多民族国家を目指したアメリカやヨーロッパの国々は素晴らしいと思いますが、違う価値観の隣人と生活するには法律の厳格な運用が不可欠です。 些細なことでも裁判で決めてもらう必要があり、その場の空気やあうんの呼吸を大切に感じる日本人にはなかなか難しい事と思うのです。
ところで、パリの多発テロに主要国の世論はとても注目していますが、日々その何倍もの人が傷ついている中東やアフリカ、ウイグルなどの実情は伝わりにくいですね。 さらに、パリで130人死亡と、中東の市場で200人が自爆テロで… との報道で受ける衝撃の違いを感じませんか? パリと中東との心の距離感なのでしょうね。
さぁ今年も後一月。 いろんな行事を楽しめるこの日本に住んでいて良かったと感じています。 |