平成27年11月 園便りより


 三年ぶりの屋外で開催できた運動会。 どの子も全力で参加しとても素晴らしい運動会でした。 

 先月はたくさんの行事があってとても忙しい月でした。
まだ日中は暖かい日もありますが、11月になり今月の終わりには厚手の上着が必要になるのでしょうね。

 まずは大きな行事「運動会」 皆さんのおかげで三年ぶりの屋外開催でとても気持ちよい運動会でした。
体育館での開催が二年続きましたので、外で行うだけで紫外線や風などの影響でずいぶん疲れを感じた先生方も多かったようです。 でもやはり運動会は屋外ですね。 子どもたちの晴れやかな顔と、頑張っている表情に主催者ながらとても感動しました。 いろんな面でご協力をいただいたことを改めてお礼申し上げます。
  
 また、きく組の皆がとても楽しみにしていた修園旅行。 アフリカンサファリは標高が高い場所なので天気によっては震えが止まらないほど寒いときもあるのですが、これも天気に恵まれとても楽しい一日でした。
 それに、いるか島から交通教室にペンギンも来園し、多くの報道機関が取材にやってきました。

 そんな10月も終わって今は来月行うお楽しみ会へ園全体が進んでいます。 劇やダンスが大好きな子どもたちはとてもうれしそう。 曲の選定から配役、ダンスの振り付けなど先生方の才能には毎年驚かされますが、実は飽きないように本番当日に最高の状態に持って行くのもなかなかテクニックが必要です。 一ヶ月先ですがどうぞ皆さんお楽しみに。

 そして、先月はノーベル賞発表月。
昨年の三名に続き今年も日本から生理学・医学部門と物理学賞で二名受賞されとても嬉しく感じています。 ノーベル平和賞と文学賞はそれぞれの立場や好みがあって… でも今回受賞された熱帯寄生虫特効薬の開発とニュートリノに質量がある発見…物理・化学・医学等の功績はとても大きく感じます。 SF的なアニメの影響かも知れませんが、日本人って科学もの大好きですね。 

 こつこつ細かな仕事を丁寧に続けるのが日本人に向いているのでしょう。日本の製品が高品質で細かな配慮がされていることからも裏付けられます。
 そして、あまり注目されていませんが、日本は専門分野の本を日本語で読むことが出来る国なのです。
 文明開化という流れの中で、日本語を捨てて英語へという考えもありましたが、日本は翻訳主義という方針をとり海外の知識を日本語にどんどん翻訳し、文明、思想、法律、経済、資本など多くの新しい言葉も造りました。08年にノーベル賞を受けた益川博士は英語が苦手で授賞式で初めて海外に出たと言っておられました。

 お隣の国はノーベル賞を取るための予算を組んだと発表しましたが、地道に研究努力した結果、世界から評価されて受賞するということが理解できていないみたい。
 
 一瞬注目されるより、それぞれの生活と仕事に真面目に取り組む。  そんな大人に向洋の子ども達もなって欲しいと願っています。