平成27年4月 園便りより

 暖かく快晴に恵まれた第66回卒園式 みんな大きくなりました。
子ども達の成長をいつまでも見守っていきたいと思います。 担任の中岡先生を囲んで夜の懇談会は盛り上がりました。

 平成27年度が始まりました。
民主党政権時に幼稚園と保育園をこども園という新たな施設に統合しこれまでの幼稚園と保育所を廃止するというあまりに大胆な制度改革を行おうとしましたが、結局こども園と幼稚園・保育所の施設で子育て支援を行う制度になりました。

津久見では幼稚園がこども園に変わる事で向洋の利用者が減少するのかと思っていましたが、意外にもスタートから児童数が多くとても賑やかで、0歳1歳クラス以外は入園出来ず保護者にご迷惑をおかけすることを心苦しく感じます。 

向洋は、保護者が仕事をしている家庭の児童だけで定員を満たしていますので、幼稚園やこども園よりも保育時間が長く給食などの充実度がはるかに高い保育所として当分の間このまま運営する予定です。
しかし、向洋に通っているが母親が仕事を辞めた場合や、正職員ではないので育児休業がもらえない場合など、保育所を退園しなくてはならない場合もあり、こども園ならばこのような場合も引き続き利用でき、今後国の方針や利用される方のニーズによってはまだまだ流動的です。 
向洋保育園の中で今年度大きく変わるのは延長保育の利用料を徴収することになった点です。  延長保育利用料を徴収する様々な手間と保護者負担の軽減で無料で実施していましたが、無料だと延長保育を行っている証拠が希薄で、利益者負担の原則から徴収すべきと指導され、保護者の皆さんには大変ご迷惑をおかけすることになりました。


さて、先月は小・中それに高校の卒業生達が園に立ち寄ってくれてとても嬉しく感じました。 職員の入れ替わりがとても少なく卒園生が通っていた頃の先生方がいる保育園ならではです。 働きよい職場環境・利用される方に支持される保育園で今後もありたいと願っています。
そして、卒園式もとても素晴らしいもので、夕方から開催された謝恩会では、保護者の向洋に対する思いが強く伝わりました。 保護者と園の距離がこんな近く感じられる園も少ないのではと、保護者の皆さん職員に感謝しているところです。


日々の仕事の中で、自分ではいつまでも30代の心持ちでいたいと思うのですが、卒園生を送り出す度に年を重ね、もしかして自分で気づかないうちに心の新鮮さが失われているのではと心配しています。
去年と同じでは無く、新たな取り組みを始めたり、またその反対に必要ないものを削ったり… 向洋の基本方針である「自由な発想」の気持ちを大切に出来ればと願っています。

職員同士も慣れ慣れでなく、利用されている保護者と共に子育てを楽しみ、悩みに寄り添える、園全体(保育・給食・事務)の仕事に前向きで厳しい態度で臨む向洋でありたいと思うのです。
今年度は久々に新卒職員を二名迎えましたので、老舗でありながら常に新しい事へ挑戦する 保育園でありたい と願っています。
この一年、どう ぞよろしくお願い 致します。