何気なく山を見ると、いつの間にか新緑の色でおおわれていて、 一年で一番気候の良い私の大好きな5月です。 どのクラスも一ヶ月が過ぎ子ども達も新しいクラスと担任に慣れ活動が活発になってきたように感じられます。
さて先日、毎年行われる保育所の運営に関する説明会に出席しました。
来年度から大きく保育園の制度が変わるのですが会場の雰囲気に切迫感がありません。 制度が変わっても実際の運営に影響が無いと考えているのか…
そういう私も突っ込みどころが無くて結局説明を聞くだけで終わってしまいました。
というのも、大まかな制度変更はすでに決定してますが、細かなところが未だに決定されていないのです。 県の担当へ質問しても、国からの通達が来ていないので…という回答ばかり、大きく制度が変わるのに情報不足と時間不足を感じます。
幼稚園や保育所がこども園という施設になる事が出来、サービス(保育)を必要とする度合いを調べて保護者の勤務状態に応じてお子さんを園でお預かりする基本的な時間を決める事になります。
介護保険と同じような考えで、短時間勤務の方は短く長時間勤務の方は長く預けられるように、状態に応じて受けられるサービスが変わります。
認定された時間以上にサービスを受ける場合は、利用者が実費負担する仕組みで、一見合理的に思われますが、子どもの成長は時間の切り売りで考えるべきではありません。 クラスの仲間達と一緒に生活し、運動会やお楽しみ会などの行事に取り組んで集団の中で成長する事がとても大切です。
勤務時間がどのくらいならば、保育時間はどうなるかとか、実費負担した場合の金額などいろんな細かい事の通達が来ないため現場はお手上げ状態です。 ぎりぎりまで情報を出さず、不満のある人たちを時間が無いからと押し切るために遅らせているのだと思うのは、考えすぎだと思いますが…
これまでは明確に幼稚園と保育園の役割が分かれていましたが、 制度が変わりこども園と保育園の違いがぼやけ、保育園の運営が難しくならないことを願っています。
ところで、韓国のフェリー事故には驚きました。 事故原因、避難救助の方法だけで無く、不明高校生の保護者の様子など驚きの連続です。
子を持つ親としてその悲しみは想像できますが、救助機関のトップを殴りつけたりは想像外です。 橋が突然落ちたり、百貨店が崩壊など他の事故も多いのですが、特に韓国の海難事故は多すぎ。 報道によると、3年間船員の職に就くと兵役が免除されるので、船乗りになりたいわけではない船乗りが多く、3年経つと退職する人ばかり。
船会社も船員を軽く見ていて、今回の船長も一年契約のパート社員で、船長以外は半年契約だと。 日本へ来る韓国船船長は責任感ある人にお願いしたいですね。
緑の五月、楽しみましょう。