平成26年2月 園便りより


お散歩に出かけました。 ちょっと寒いのでギュッとくっついて座りました。
 大分県鳥の「めじろ」がぎゅうぎゅうにくっついて枝にとまる様から 目白押しっていう言葉が出来たそうです。

  例年、お楽しみ会前後から流行するインフルエンザ、今シーズンは多くないなぁと感じていたのですが…近頃とても寒い日があったと思うと、突然かなり暖かくなったりと気温の変化が唐突で、ニュースによるとインフルエンザ患者数が急速に増加しているようです。
それに、学校給食などで発生し大きく報道されていた、ノロウイルスによる食中毒はどこで発生してもおかしくないと言うほど流行しています。 
インフル・ノロどちらにも有効な対策は手洗いとうがいですから、ご家庭でもお子さんの手本となって一緒に手洗いうがいの実践をお願いいたします。
この時期の熱はインフルエンザの可能性が高く、普通の風邪と違って脳炎などをまれに引き起こしますので、必ず受診することが大切です。インフルエンザと診断されたり、疑いのある場合は登園できません。みんながルールを守ることで流行期間を短く出来ますのでよろしくお願いします。

向洋では、登園時に赤外線で検温していますが少し精度に不安がありましたので、高精度な赤外線体温計を導入し体調不良の発見確率が上がることを期待しています。次亜塩素水素水を使った机やドアノブなどの消毒実施も一層徹底し感染経路遮断に努めています。
感染症対策には湿度保持が有効で、幸い床暖房は乾燥しにくいと言われていますし、各クラス大型加湿空気清浄機も動かしています。

加えて、さくら組前の大きな熱帯魚水槽は、毎日自動で風呂桶一杯ほど水を追加し水温を24度に保っていますので、超大型加湿器とおなじ効果を周囲に与えているようです。 このように、園ではいろいろと対策を実施していますがもちろん完璧ではありません。「雪遊び」など思いっきり楽しめるようにしっかり食事をとって規則正しい生活と、なにより手洗いうがいを心がけてください。

さて、子どもが体調を崩したときどうしても保護者はお勤めを休まなくてはなりません。 熱が高く具合の悪いときは心配で側についてあげたいものですが、麻疹やインフルエンザなど症状が治まっても登園禁止期間のある病気の場合、祖父母の手助けを受けられる場合は良いのですが、祖父母も働いていたり近くに頼れる人のいない家庭は大変です。 

津久見市の子育て施策アンケートでも病後児保育の実施を望む声がとても多く、津久見市は来年度途中から病後児保育を実施する計画のようです。しかし、受け入れ人数や利用手続きの検討など課題も多く軌道に乗るまで数年はかかると考えています。
本来なら、病後児を預けずに完治するまでゆったりと子どもと過ごせるように勤め先の理解がある社会だと良いのですがね。

一年で一番寒い2月、向洋の子ども達と父母の皆さんが、お医者さんのお世話にならず元気に過ごしてほしいと願っています。