新年明けましておめでとうございます。 ご家族で新しい年を暖かな気持ちで迎えられた事でしょう。
昭和の頃のお正月は、お店も開いてなく友人たちもそれぞれの家で過ごすため、暇だなぁ… という印象が強かったのですが、近頃は普通の連休と変わりなく店も開いて特別なお休みという感じが薄れたように感じられます。
あの頃は若くて、家でじっとしているのが苦痛だったのかもしれませんがゆったりしたお正月が今は懐かしく感じます。
年末商戦の盛んな地域、初売りや福袋に力を入れる地域とそれぞれ特色がありましたが、今は全国どこでも平均化されたとも感じています。
無事お楽しみ会も終わりましたが、舞台の上でスターになってどの子も嬉しそうでした。 卒園した小学生から、もう一度お楽しみ会に出てみたい… という話を時々聞きますが、園児たちの貴重な経験と思い出になっているのでしょう。
連日遅くまで衣装制作した先生方、そしてなにより子ども達、お疲れ様でした。
さぁ、新しい年のスタートです。毎年この日を迎え、昨年の出来事を振り返り自分なりに反省し、今年は…と思うのですが、三日も経たず忘れてしまいます。 人間巧いように忘れることが出来るものだと感心しています。
ところで、1月1日がなぜ年の初めになったのか?? 太陽暦で冬至の日を一年の初めの日と定めたとか、キリストの生まれた日、などでしたら納得できるのに と不思議だったので調べると…。
ローマ文化では太陰暦(月の満欠)を使っていたが、政治的な日付の調整で暦が乱れてしまっていた。紀元前46年ユリウスカエサルは、エジプト遠征で連れ帰った天文学者の暦を取り入れ乱れ太陽暦とし、春分の日を3月25日と定めて、そこからさかのぼって1月1日を決めた。その暦をユリウス暦と呼んだ。その後1582年にグレゴリオ法王によってもっと精度の高い暦に修正した暦が現在の暦で、グレゴリオ暦と呼ばれているとのこと。1月1日の日そのものに意味は無く、春分の日から遡って決めたなんて驚きでした。
暦の疑問はインターネットで検索するとすぐ答を手に入れることが出来ました。 ネットが普及する前は図書館へ出かけて関連書物をたどって答えを見つける必要があり調べ物は大変な作業でしたが、本当に便利になりました。 しかし簡単に検索できるネットの答えと正誤の証明はまた別問題です。
子ども達には、これから出会ういろんな問題の答えを鵜呑みにせず、物事を斜めに観られる柔軟さを持ってもらいたいと思います。 オーム真理教などカルト教団に京都大学生や医師など頭の良い人が入信し、犯罪に手を染めてしまったのも、頭の柔軟さが無かった結果でしょう。
今年も、やわやわの頭脳の持ち主の子ども達に負けないように、柔らかい頭でありたいと願っています。
最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
|
|