先月は北関東で竜巻が発生したりと、季候の良いはずの五月が例年になく不安定な天候でした。
五月の連休、皆さん楽しむことが出来ましたか。我が家は車で滋賀・京都・奈良方面の親戚に会いに行く旅行を楽しんできました。足の悪い私と母は車での移動が楽で、しかも地方から都市部へ移動するので渋滞方向も逆、すいすいと移動でき快適でした。 連休は保育園の子ども達、特に入園したばかりのお友達はせっかく掴みかけた生活リズムの調子がおかしくなってしまうので、個人的には楽しみのゴールデンウイークも園長としてはちょっと複雑な気持ちです。
年度が替わり、就学・進級・入社・転勤など身の回りに変化が少し落ち着いたかな?と感じているところへ連休があって、五月病になってしまう事も多いようです。
その五月病で友人が亡くなってしまい、一年で一番好きな月だった五月なのに、こんなに泣いたことは久々な葬儀が行われ、とても残念な五月でした。
もう一つ残念なことも… それは、お迎えに来た方に子ども達がしつこく嫌な言葉をかけるという話を聞きました。 来園者に対して子ども達はとても興味を持っています。そこで、わざと汚い言葉や嫌な言葉を使って気になる人の反応を楽しむのでしょう。
その傾向は幼児に普通に見られ、「そんな言葉は駄目よ」なんて軽くあしらったりすると、調子に乗って(大分弁ではつり上がってですね)何度も言ってしまい厳しくビシッと注意しないと修まりません。
でも、年長のきく組がそんな態度では幼すぎますし、その行動は恥ずかしくないのかと自分で考える力を持ってもらいたいと願っています。
それに、この件に限らず、叱られている子に何故叱られているのか理由を尋ねると…「だって…○○くんが先に…」と言い訳は饒舌ですぐに大泣き。 涙と言い訳に逃げていて、本当に叱られた理由について反省しているのか? 善悪の判断が出来ているか?と感じることがあります。
私たち保育者は、子どもをより良く成長させているだろうかと日々の保育を振り返り、家庭と保護者と保育園の教育(共育)を一層充実させなくてはと感じてます。
子どもはとても知恵があり、良い知恵 悪知恵共に大人の想像を超える知恵者、しかも、自分の立場を敏感に感じ取れますので、自分は悪くない、やってないと言うアピールはとても上手です。 保護者の皆さんも子どもは嘘をつかない、うちの子の言うことに間違いは無い…と丸呑みするのではなく、都合良いように言い換える能力に長けている子どもという性質を知り、目先の言葉や行動の裏までも含めて理解することが必要だと思っています。
子どもを理解し、子どもだからと無視するのではなく、お迎え時に接触する園児に対し我が子はもちろん他の子にもキチッとした態度を我々大人は取る義務があるように思いますし、保護者同士も「あのおばちゃんから怒られた」と子どもが訴えても 「良く指導してくれました」と言える関係になれるのを願っています。
さて、湿度・湿度が上がる6月 体調に気を配りながら今月も楽しい向洋保育園になりますように。 |