平成24年3月 園便りより


みんなが心待ちにしていた雪遊び。 大雪で雪国の雰囲気の中、思いっきり遊びました。
小型ビデオカメラで撮影した映像をwebで配信しています。 YouTube内をkoyohoikuenで検索して見てください。

 
 大震災、それに伴う原発事故から一年です。 地震翌日、遠足を計画していましたので、うみたまごへ津波警報が出ているが営業するのだろうかと問い合わせました。「全く平常通り営業します」との答えで安心していたのですが翌日になっても津波警報が解除にならず、時間が経つにつれ被害のものすごさが伝わりバス遠足を中止にしました。 今思うと、なんという危機感のなさ!  振り返ると私は、これまで一度も津波に対する避難訓練を行ったことがなく、津波に対する無知さを深く反省したところです。
 被災地では茫然自失の状態から復興へ人々が協力し取り組んでますが、九州にいると、被害の深刻さ被災者の心労に対し、頭で理解できているつもりでも当事者とは雲泥の差でしょう。 何か少しでもお役に立てればと思うのですが、がれき処理の受け入れも進まずとても残念な気がします。放射能が… と激しく反対されると行政も動けないのでしょうか、何度も線量を測定し、ほとんど問題ない数値でも、さらに測定不能なほど線量が弱くても、東北のがれきは受け入れないと考えている人がいることは残念です。 広島長崎にアメリカから原爆を落とされ凄まじい放射線をあらゆる物が浴び壊滅しましたが、見事復興し大都市になっています。 当時は被爆の危険性が周知されてなく、みんなが協力して再建出来たのですが危険性を知ってしまうと、東北のがれきというだけで拒否するのはどうなのでしょう。
 さて、芸人が占い師の言いなりで仕事にも出ず、家族とも会わない状態と報道されてますが、その占い師大分県出身らしく… 情けなく感じています。
 こんな極端な例は少ないですが、占いやお祓いは世間にあふれ公共性の高いテレビ局も面白可笑しく霊能力者を登場させてます。 彼らは、相手の顔色や質問の答えなどから上手に受け答えし、霊や神様が答えてるような返答をしているのです。 なかには、本当に霊や神様が言っていると感じている幻覚幻聴の人もいるかもしれませんが、人を惑わして金銭を得るのは詐欺ですよね。それを放送する、放送局にも責任があると思います。
 すべてが科学的に証明されるとは私も思いませんし、手相や家相など過去のデーターを基に予想しているものもあるでしょう。 それに仲間や家族から、アドバイスを受けることはとても大切ですが、それでも最後は自分で決定し、占いやお祓いに逃げてはならないと思うのです。私は両親が寺の生まれ、向洋も保育に宗教的色合いは出しませんが、真宗大谷派蓮照寺境内に設立された保育園です。浄土真宗は占いやお祓いとは無縁で、私は厄年って何歳のことかも知らず、いろんなものに捕らわれずとても自由な心でいられて感謝しています。
 今月で平成23年度が終わりきく組は来月から小学生になりますが、自分でしっかり考えて行動し、その結果に責任が持てる心の強い人になってもらいたいと願っています。