平成24年1月 園便りより



あけましておめでとうございます。 子ども達が健やかに成長し右肩上がりの良い年になればと念じてます。

  新年あけましておめでとうございます。 ご家族揃って新しい年をお迎えしていることでしょう。
 一年たつのはなんと早いことか時間の経つスピードに驚いていますが、昨年東日本は未曾有の大災害に襲われ、さらに放射能汚染で深刻な影響を年が変わっても受け続けています。 災害の映像に衝撃を受け、誰もが津波から避難する方法、緊急事態に備える活動に強い関心を示しました。 現地へも多くの方がボランティアとして駆けつけ、さらに多くの人が被災された方々のために募金を行いました。 しかし、日本人は熱しやすく冷めやすいのか、時間が経過しもうボランティアは必要ないだろうとか、募金ももう行ったからと災害そのものを過去のことと考えてしまいがちではないでしょうか。 でも、新年を迎え、昨年と同じような平穏な時を過ごしている自分を考え感謝すると同時に、被災された方々のことを忘れてはならない(仮設住宅で生活している被災された方にとって震災は現在進行形なのだと)と改めて感じています。 立場が逆だったら… 一瞬の援助より継続した支援を望むことは当たり前、震災で日本全体が一層継続的な思いやりの出来る国になれればと思うだけでなく、その思いやりを実行に移せることを願っています。
 この一年、私はとても早く感じましたが、それぞれ感じる時間の早さはずいぶん違うことでしょう。同じ一日、同じ24時間でも精神状態によって変わるだろうし、それに体温が高いと時間を長く感じるという実験結果を数年前の園便りにも書きましたが、年代によっても違うようです。
小中学校時代のことを今でも良く覚えているのは、体温が高く時間を長く感じていたからなのかもしれません。 日々の仕事内容によっても時間感覚は違ってくるような気がします。 いくら時間があっても足りないと感じることもあれば、職場にいる時間を非常に長く感じたり… 時計の時間とは別の精神時間って不思議です。 一年かけて作物を作り収益を上げる農業と、汗だくになって一日働いて日銭を頂く労働では時間感覚だけでなく、お金の使い方もずいぶん変わってくるでしょう。 この津久見市と隣の臼杵との違いってそんなところに有るのかもしれません。スローな生活、気ぜわしい生活いろんな生活パターンがあるでしょうが、日々の生活に感謝しながらこの一年過ごせればと感じております。
 昨年日本では大震災、世界では独裁者の死亡や政権崩壊、ギリシャの借金問題など大変な年でしたが、向洋保育園というきわめて小さな世界では入園児が多く保育士の数も増えて賑やかでした。 これからも常に視野を広く持ちつつ、一番身近で一番大切な向洋の子ども達の笑顔のために日々頑張ります。 最後になりましたが、昨年は大変お世話になりました。  本年も、どうぞよろしくお願いいたします。。