平成23年12月 園便りより
大避難訓練で消防車・救急車が来園しました。 格好いい消防署の皆さんは子ども達のあこがれの的!
ずいぶん例年に比べて暖かい日が多いように感じられるこの冬です。 趣味の釣りでも昨年は10月半ばから太刀魚がよく釣れていたのですが今年は海水温がまだ22度以上あり津久見湾へ太刀魚があまり入っていないようです… と言っている間に強い寒波が来るのでしょう。 寒さに備えて保育室では加湿器を準備し、朝の赤外線体温チェックも始めます。 急変する気温で体調を崩さないよう気をつけねばなりませんが、それは乳幼児だけでなく、心疾患・脳疾患も寒い時期に多く発生しますので、居間と脱衣所やトイレの温度差が小さくなるよう注意が必要です。 12月10日のお楽しみ会に向けてどのクラスも練習に力が入っています。運動が得意な子、踊りが大好きな子… いろんな個性があってそれを発揮できる場を保育園で設定しいろんな体験をしてもらいたいと考えてます。 毎回のことですが、子ども達それぞれの性格や個性、過去の配役や他の行事での役割等々を総合的に検討し役割を決めてますが、どの子も与えられた役割の練習に真剣な表情で取り組んでます。 職員も、いろんな夜食を差し入れで頂きながら、お楽しみ会で使う衣装や小物制作に毎晩頑張っています。 その、衣装を着けて練習する子ども達の顔は、とても嬉しそうで輝いてます。大勢のお客さんの前で演ずるなんて大人になってからは、なかなか経験できないことですね。 お楽しみ会当日はどの子も素敵な思い出を作ることでしょう。 さて、先月は吉田先生・裕子先生と東京へ新しい保育制度に関する研修会に参加してきました。 日比谷公会堂で行われた会議では制度の問題点を識者・学者と共に考え、全国から集まった保育関係者で反対宣言を研修後に行いました。 規制撤廃、地方主権という前向きの言葉の裏に保育を金儲けの手段として考えている人達がいるのです。 認可保育園の基準が緩くなってしまえば事故率は確実に上昇します。 一昨年、利用者数2百万人以上の認可保育園での死亡事故は5件そのうち突然死もしくは突然死と推察されるものは2件で、明らかな事故は3件、一方無認可園では利用者数23万人で明らかな事故は7件、実に20倍も多く死亡事故が起きています。 無認可園にも補助金を出す新システムならば事故は激減するという論法も使われていますが、使途制限のないお金をもらっても子どもの安全が確保されるはずありません。 都市部で保育所が足りないのならば、しっかりとした認可保育園を作ることが何より大切なことだと思うのです。 予算がないから無認可で良い… それは責任ある人の言葉ではないと思います。保育関係者が心から心配する空気を会場で感じてきました。 折角上京したので吉田先生と裕子先生はウインドウショッピングを楽しんで、夕食は、単身赴任中の弟を交えて楽しい食事を頂きました。 師走、慌ただしい月ですが健康に気をつけて過ごしましょう。 でも一年経つのは早いですねぇ。 |