平成23年10月 園便りより
元気に走る子ども達って見ているだけで幸せな気分になります。 運動会当日も元気な走りを見せてくれるでしょう。
先日の台風では記録的大雨で近くの奥小園川に土砂が流れ込み、小園地域に避難勧告が出され、ニュースを見て心配された保護者から何本か電話をいただきました。保育園は近くですが幸い裏の川とは違うため大丈夫でした。 その台風が通過した後、めっきり涼しく秋らしくなり、園庭では子ども達が元気いっぱいに運動会の練習に励む毎日です。 先月、中岡先生と長崎で行われた研修へ出かけてきました。 その分科会では、首都圏で無認可・認可・都認証などの保育施設を100近く経営している40代の社長とベネッセの保育所担当者を呼んで保育制度についての討論会が行われ、その場で彼らは、児童数対職員数、児童一人当たりの床面積などの基準を緩和し、保育を希望する利用者の側に立つべき… と力説されていました。しかし、職員を増やさずに児童を受け入れられると経営者は丸儲け! 職員はオーバーワークしかも保育所の面積基準がなくなれば、子ども達の生活環境は悪化します。利用者の側に立ったようなふりをして本当の利用者である子ども達の為にならず、規制を緩和することがすべて望ましいとはいえないと思うのです。 その会社のプロモーション冊子には、熱が37.5度以上になるとけたたましく職場へ電話してお迎えを迫る保育園 急な残業でお迎えが遅れた保護者を親失格とけなす保育士が漫画で描かれていました。 都会のいつでも満員の地域では「子どものため」と言う名目で園や保育士の仕事が楽な方へ誘導してしまう保育園も皆無とはいえませんが、ほとんどの認可保育園では利用されている保護者と生活している子ども達、そして働いている保育士がとてもうまく結びつき、子どもの成長を見守っています。お金を払う保護者の要求ばかり受け入れるこの企業的保育園では、働く保育士やそこで生活する子ども達にホッとする場は無いのだろうなぁと感じました。 ちなみに、数年前はその園の保育士離職率は5割だったが、今年度は1割だと胸を張って答弁されていたのが笑えました。 ちょっとムカッときた分科会の後、中岡先生や大分県の若手園長らと鯨料理を頂きました。 うーん旨い! 鯨を食べる日本人のDNAを感じました。 また、サイドメニューで出たウツボの唐揚げの旨さには全員舌を巻きました。 さて、今月も五名の新しいお友達を迎えます。 お陰様で今年度入園児が多く、特に0歳こうめ組は毎月新しいお友達が入るようです。 里帰り出産などの短期入園もいらっしゃいますが、産休開けで下のお子さんを連れて復帰される方や、入園予定ですでに入所申し込みを提出している方も多く驚いています。 児童数に応じて職員数も増加し4月時点は出勤日数の少なかった先生も近頃は満勤に近い状態になりました。できる限り利用される方の希望に添えるように新しく保育士と調理担当者を増員しましたが、これから入園申し込みをされる方の希望を叶えるのはそろそろ難しくなってきました。 |