新年あけましておめでとうございます。 ご家族皆さんで和やかな新年をお迎えのことと思います。 一年の始まりというだけではなく、帰省した親戚や友人に会えるお正月はやはり特別なものですね。 子ども達もどこか晴れやかな正月の雰囲気を体全体で記憶し、それらの記憶が引き継がれていくことで日本の文化や伝統が出来ているのだろうと思います。 昭和の時代には正月三日間はお店も開いてなく特別な期間だという思いが強かったのですが、近頃は新春商戦に力が入り元旦から開店しているところも少なくありません。仙台などでは年末商戦ではなく福袋に代表される新春商戦が以前から盛んな地域もあったようですが、伝統や文化は常に変化するものなのかもしれませんね。
さて、先月のお楽しみ会! 子ども達の素晴らしい活躍に感動しました。ビデオカメラを複数使用して録画したビデオを編集する過程で、繰り返し何度も子ども達の動きや表情を見ていると、楽しんでいる笑顔や緊張している顔など、その時々の子ども達の気持ちが伝わってきます。ビデオには映りませんが、振り付けのアイデアを絞り出し、連日遅くまでの衣装製作など先生方の舞台裏の苦労が実を結んで、お楽しみ会後の子ども達は一回り大きく成長したと今年も実感しています。皆様にはいろいろとご協力いただきありがとうございました。
ところで、皆さんにとって昨年はどんな年だったでしょう。 保育園にとってはいろんな制度変更の話が出て混乱した年となり、どの様に決着するのか全く不透明で不安を抱えたままの年越しとなりました。 そこで、いつもは認可保育園だけの研修に参加しているのですが、先月はその新しく提案されている保育制度について、幼稚園・株式会社・無認可保育園・それに認可保育園など立場を限定しないセミナーに参加しました。 認可保育園だけの研修では見えてこない新しい保育制度の違う角度での見え方と、子どもを取り巻く社会情勢について勉強になりました。 女性の社会進出の割合は、少子化進行割合よりも大きく、社会全体の児童数は減少するが、保育所を利用する児童は当分の間増加するので、幼稚園は保育園化しないと生き残れないだろうという予測や、新しい保育制度をビジネスチャンスと捉えている会社や、多数の保育園を運営する法人も増加し、保育の産業化が進むとも考えられているようです。 でも、認可保育園はお客さん(通園している子ども達)を利益や儲けと違う次元でその子どもの家庭と将来についてまで大切に考えていることが大きな強みで、利用者の口コミという最高の宣伝効果もあり、幼稚園の保育園化や保育が産業化されても厳しいながら生き残るのではとの分析もされていました。目先の新しさや、他園の真似事は逆効果で、これまでの実績を大切にした独自性、我が道を行くという園の方針が大切だという話でした。
新しい年、どんな環境になっても利用される皆さんと子ども達から強く支持される向洋でありたいと願っています。
どうぞ今年も宜しくお願いいたします。 |