平成22年12月 園便りより

七五三のお参りに保育園近くの小園神社へお参りに行きました。
       保育園に帰ると、神様から子ども達それぞれにお菓子が届いていました。 みんな大喜び!

 テレビではクリスマスや年末商戦のCMが流れ、気持ちもそわそわ慌ただしい十二月。 園内ではお楽しみ会の仕上げにどのクラスからも遊戯や劇の音楽が聞こえます。 市民会館でのお楽しみ会も十年を超え、今年で11回目になりました。 マイク不調や、電気ブレーカーが飛んで突然真っ暗になったり、火災報知器が誤動作したりと、トラブルもありましたが、毎年子ども達のすばらしい才能に大きな拍手を送ってきました。 今年も大役を果たした自信で一回り成長する子ども達に会えると思うとワクワクします。
 そういえば、近頃若者や子ども達にワクワク感が乏しいのでは? と感じる事があり、テレビの討論番組などでも内向きな日本の若者という言葉を耳にします。 私が子どもの頃、男の子の将来なりたいものに 科学者・総理大臣・社長にスポーツ選手と答える人が沢山いました、近頃小学生の将来の夢では、相変わらずスポーツ選手という言葉は出てきますが他はさっぱりで、何となくこぢんまりした夢になり、海外へ留学する若者も随分減少しているようです。平成になってからずっと景気が悪くて、その影響もあると思うのですが、世界のいろんな場所で活躍する日本人の姿を期待したいと思います。 世界で活躍するため?に、来年度から小学校5・6年生に週一時間英語の活動が行われることになりました。どんな英語活動を行うのか注目しています。 
 私の趣味の一つはアマチュア無線。 以前は、多くの人が無線交信を楽しみ、もっと遠くにもっと良い音でと工夫し、アマチュア無線をきっかけに電子工作に興味を持ち工学系の大学へ進む若者も数多くいました。日本技術の原点だったのかもしれません。 それと、割と簡単に海外と交信できるので、外国への視野も広がっていた事と思います。 私にも、英語力があればもっと無線趣味の奥行が広がったであろうと残念に思っています。 小学生から英語に親しむ機会が増えると英語アレルギーは少なくなるのだと思いますが、日本語の良さも改めて感じてほしいと思っています。 日本のインターネット通販会社が文書も会議もさらに社員食堂のメニューまでも英語だけで行うと決めましたが、これはあまりにもナンセンス。 日本語をしゃべるやつは二流だ…と言うことなのでしょうか、経営者の三流ぶりがよくわかってしまいます。
 さて、近頃の子ども達は、テレビゲームやインターネット、カードゲームなど基本的にインドア志向ですが、私が学生の頃はかなりやんちゃな遊びもやってました。 水量の増えた青江川をビニールボートで下ったり、廃材を集めて筏を造り河口から海に出たとたんに転覆した事もありました。 屋内遊びでほとんどの男の子はプラモデルを作っていましたが、いまプラモを作る子ども達も激減しているようです。 模型作りは想像力と手先の訓練! これも日本が世界に誇る緻密な加工作業の原点だったのかもしれません。 
 テレビゲームに熱中せずに、いろんな遊びや経験を重ねて、ワクワクした大志を抱く少年少女になってもらいたいと願っています。