平成22年10月 園便りより


涼しくなってきました。  運動会も近づいて、園庭での練習はみんな元気いっぱいです。


  九月に入っても真夏日が続いてどうなることかと思っていましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざのとおり、いっきに涼しくなりました。 寝冷えなどせぬようご注意ください。 運動会も近づいて、毎日園内は賑やかです。 鼓笛の練習・遊戯や競技の練習に子ども達も近づく運動会をジワジワと感じていることでしょう。 先日は、運動会の設営準備と進行準備係をお願いする、きく・すみれ組のお父さん方と園庭で打ち合わせの後、親父会で盛り上がり、準備の段取りもバッチリです。後は、なんといっても当日の天気。きく組の担任が晴れ女でありますようにと願っています。 
 先月、三重県鈴鹿で行われた全国保育研修会に久々(八年ぶりかな?)に、中岡先生と車に乗って出かけて来ました。道中と研修後の身軽さを狙って車を選んだのですが、経費的にも安上がりでした。 今回、政府の保育制度の大きな変更方針を受けて、保育の質の確保を私たち保育者が強く訴えていく必要があり、参加者の熱意が感じられました。 でも、都会の保育園では、保育制度の変更を保育士の数や雇用形態(正規職員から派遣保育士に変えるなど)、部屋の広さや給食の内容を変更し、保育園に入りたい人をどんどん入れて利益を上げる、ビジネスチャンスだととらえている園もあるという話を聞いて残念に感じました。
 昨年、国民の選択によって政権交代が行われましたが、今までやってきたことをすべて改革するという意気込みが強すぎて、現実的でない政策に振り回されている気がします。政府方針では、幼稚園・保育園の枠組みが大きく変わり、相当の準備が必要だと思うのですが、具体的な流れが全然見なくて現場はとても困っています。 先月行われた、内閣改造で、幼保一元化を声高に叫んでいた政務官が交代しましたが、保育園長や保育士から「現場を知らない」「勉強不足だ」等の猛烈な批判・反対を受けていましたので、その結果の交代ならば良いなぁと思っているところです。
 また、新人議員を中国へ大量に研修派遣したり、外国人へ参政権をという政策が、中国に「今なら尖閣列島を実権支配出来る」、とつけ込まれた原因かもしれませんし、尖閣列島について「領土問題」と発言した閣僚や、逮捕した船長の突然の釈放も残念でなりません。 人に優しい人権を尊重する国は、難癖や脅しに屈せず、法律に従ったキチッとしたルールがで動かなければならないと思うのです。 
 誰しも戦争は嫌です。 戦争を知らない時代で私は生きてきました。 でも、尖閣列島に中国軍が上陸してきたとき、日本はどうするのか? 無人島だからあげてしまえば良いのか? 大きな犠牲を払っても武力で守るのか?  とてもいやな出来事ですが、戦争と平和についてリアルに考える機会でもあると思っています。