平成22年7月 園便りより
楽しい歓声が聞こえてきます。
年齢ごとに小さなタライから大きなプールまで、夏はやっぱり水遊びですね。
蒸し暑い梅雨真っ盛り。 予報もころころ変わって、大気が不安定で、天気予報も誤差が大きくなっているのでしょう。 梅雨は蒸し暑くて大変ですが、植物にとっては大切な時期ですね。 裏の菜園の作物もぐんぐん生長していますし、園庭の芝生もあっという間に濃い緑の元気な状態になってきました。 そして、晴れた日に聞こえてくる、大きなプールでの子ども達の歓声は活動的な夏を象徴しているように感じます。 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、認可保育所には最低基準というものがあります。それは、児童と保育士の割合 児童一人当たりの床面積や園庭の広さなど、その基準を下回ってはならないという最低基準なのです。その最低基準のなかには調理室の設置義務もあり、食事は必ず保育所内の調理室で調理することになっていたのです。 でも… 東京や横浜の都市部で、待機児童が問題となり、福祉法人だけでなく株式会社などにも保育所運営に参入しやすいように、お金のかかる調理室は外部の業者に委託させようと、大都市に限って調理室を作らなくても良いと昨年秋に特例で定められました。それから半年、さらに、全国的に調理室の設置義務が撤廃されてしまいました。 給食を外部委託にすると、調理の先生は不必要となり、食中毒などの事故は外部業者の責任になりますので、儲けを追求する会社はウハウハです。 でも、個別のアレルギー対策や、離乳食の進み具合、園の行事と一体化した季節感ある食事の提供が、外部調達で細かく出来るはずはありません。それだけでなく、幼稚園と保育園を統合するという方針も打ち出してますので、もし実施されるならば子育ての環境は大混乱になることでしょう。 総理大臣が、保育や介護は成長産業という発言ですから困ったものです。 「児童福祉」か「こどもの商品化」かというぐらい大きな分かれ道に来ているのかもしれません。 介護保険の要介護度のレベルで利用できる時間が決められているように、保育所も保護者の勤務時間によって預かれる時間が決められてしまい、それ以外は、補助無しの実費にという方針も検討されています。 もっと子ども達に優しい社会になればと強く願っています。 さて七月は、「祭り!」 今年は港祭り花火大会に有料席があるそうで、私もずいぶん前から提案していたのです。 有料席だと不適当な広さを独り占めしたりせず、ゆったり花火を楽しむことが出来ますし、 花火大会は津久見市の財産ですから、他から見に来る人にも適正な価格で席を販売し、その資金でさらに豪華な花火を打ち上げることが出来るのではと期待しています。 また、花火大会の前日に行われるソイヤに今年も向洋の職員が参加いたします。 皆さんの熱い声援をお願いします。 そして、24日には子ども達が楽しみにしてくれている向洋祭りもあります。 卒園児や地域の子ども達の笑顔が今からとても楽しみです。 |