平成22年4月 園便りより
第61回卒園式
天気にも恵まれて… すばらしい卒園式でした。 元気いっぱいの小学生になることでしょう。
桜も満開になって、新年度 平成二十二年度が始まりました。 先日行われた、第六十一回卒園式は天候にも恵まれた卒園式となり、開式前に先生方が制作したDVDを観て一気に雰囲気が盛り上がりました。ビデオに映る幼かった顔、入園したばかりの頃の子ども達の姿を観て、すでにほとんどのお母さんが涙顔となる卒園式で、来賓には各小学校の校長先生もおいでくださりました。夕刻からは卒園児保護者主催の感謝会にも招かれました。保育園を通じて、子ども達とその保護者の皆さんと、とても良いおつきあいをさせていただいたと深く感謝し、いつまでも卒園した子ども達が誇りに思ってくれる向洋保育園でありたいと強く感じたところです。 さて、国の予算も先日国会を通過しました。新政権の目玉事業である子ども手当も六月から支給されるようですが、日本に働きに来ている外国人の子どもで、日本国外に住んでいる子にまで手当てが支給されるようで、支給対象や方法に詰めの甘さを感じているところです。 大借金して家計は火の車ですが、他の家の子にまでお小遣いをあげるというのは非常識に思えます。だいたい、日本で働いている親を持つ外国籍の子はその国の子どもよりもかなり裕福だと思うのです。 子ども手当もその一つですが、少子社会は様々な問題を引き起こしますので、他国はいろんな政策を実施しています。フランスでは民法の改正で結婚せず出産する割合が半分以上になり出生数がずいぶん増加しました。 しかし、家族の枠組みは崩壊し、人生の一瞬の楽しさを、その時に気の合う人と楽しんでいるように感じられます。それでは、悲くつらい時に共に悩んでくれる人がいなくなるのではないでしょうか。楽しい時もつらい時も一緒に過ごし、それにちょっと苦手な親族もいて、という日本の家族制度は大切だと思うのです。もちろん離婚する権利も大切ですが、離婚するエネルギーを考えると、パートナーに腹が立っても、ある程度のことは我慢できるのではと思います。 また、法律で夫婦別姓が選択できるようにという動きもありますが、家族という父母と子の一体感が崩れますので、取り入れるべきでないと思っています。 さあ、新年度、子ども達はお部屋と担任の先生が替わることで少し戸惑いもあるでしょう。でも結局、いつもなかなか慣れないのは先生だったりするのです。いろいろとあわただしく心落ち着きにくいスタートですが、慣れない雰囲気や環境を経験することで、新鮮な感動と、この一年に対する意欲が生まれるのではないでしょうか。 最後になりましたが、みなさんどうぞこの一年よろしくお願いいたします。 |