平成21年11月 園便りより


快晴の秋空!  大勢の声援を受けて、にぎやかで楽しい運動会でした。

 先月の運動会は、数日前から天気予報の降水確率0%で、久々に天候の心配なく開催することが出来ました。真っ青な秋空の下で本当に気持ちよく運動会が出来てとても嬉しかったです。ありがとうございました。
運動会が終わると一気に涼しくなりますね。近頃は日没時間がぐんぐん早くなり、お楽しみ会練習も始まって、秋の深まりを感じています。
 さて、全国的に感染が拡大している新型インフルエンザ。 園児数・職員数共に県下でも多い向洋ですが未だに感染報告は無く、少し驚いています。 知り合いの保育園では三分の一近くが同時に感染し数日園を休園にしたという話を聞きました。 今のところは大丈夫ですが、突然の集団感染の可能性も大いにありますので子ども達の体調管理と、園と保護者の情報伝達を一層スムーズに行う必要を感じております。願わくば、ワクチン接種が間に合って集団感染せずに乗り切りたいものです。
 ところで、政権が替わっていろんなところで変化が現れているようで、八ッ場ダムや沖縄基地問題、高速道路に子ども手当と話題たっぷりです。 高速無料化や子ども手当は当事者としてありがたいのですが、その財源や効果は大丈夫なのかと心配になりますし、あまり大きく報道されていませんが、認可保育園の最低基準(子ども一人当たりの床面積・児童数に対する保育士の数等々)を撤廃し、それぞれ地方毎に定めるという方針も打ち出しました。 今のところ床面積だけの計画ですが、保育士数や給食についても自由裁量となれば、調理室を設けなくて外部配達にしたり、保育士の少ない状態の無認可保育園と変わらなくなってしまう危険があります。 地方裁量権を増やして国の歳出を抑えるという言葉の裏に子ども達の生活の危険性が潜んでいるのです。 新政権には子育てを応援するという大きな目的の中で、認可保育園の質の確保だけでなく向上も積極的に行ってもらいたいと願っています。
 幼児英才教育などと宣伝し、親の子どもに対する願いや期待を利用した場当たり的なものではなく、子どもにとって毎日楽しく、愛されてると思える質の高い保育園でなくてはならないと思っています。 その目標に向洋は少しでも近づきたいと思います。 具体的な表現は難しいのですが、一本筋の通った老舗の信頼を保ちながら、常に新しい発想で子どもの成長と子育て支援に取り組みたいと思います。 皆さん今後も応援よろしくお願いします。