平成21年10月 園便りより



入場行進や体操の練習で子ども達も運動会が近づいた事を実感しています。 晴れますように!

 日々の練習で聞こえてくる駆け足リズムの音楽や小太鼓の音、スタートピストルの音などが響いて、運動会が近づいた賑やかさを感じます。
 保育園の運動会は単にあの子よりもこの子が足が速いという身体能力を比べるものでは無く、運動会を行うことで、他と競争する力、遊戯での協力、行進などの協調力など、子ども達が成長するに必要な様々な力を養うことが出来ると考えています。走るのは少し苦手だけど遊戯のリズム感は最高だったり、順位に関係なく最後まで一生懸命だったなど、子ども達のそれぞれ良い面が見えてくることでしょう。保育士はクラス全体と運動会の進行を観ていますが、ご家族の皆さんには、我が子の表情と成長をしっかり観ていただきたいと思います。
 ところで、先月は残念ながら怪我の発生が多くて、心配いたしました。
外の廊下であごを打って切り傷を作ったり、蜂を握って刺されたり、そして園庭遊具からぴょんと跳んだところ腕を折ってしまいました。
 向洋では、ヒヤッとした事や軽い擦り傷などを「軽傷報告」という様式を定めて記入し、小さな危険が大きな怪我を引き起こさないように、報告を保育士全員で共有し検討する仕組みを作っており、どんな時間帯でどんな活動の時に怪我が起こりやすいかを調べて、人員を配置し、活動の流れを見直しております。 今回、どの怪我の直前も危険な行為をしていたわけではなく、保育士も近くにいたのですが怪我が発生してしまい、反省すると共に先日の職員会議でそれぞれの怪我について話し合いました。 絶対に怪我のない保育というのは子どもの活動を極端に制限しますので難しいのですが、今まで以上に子ども達の安全について職員全体で取り組みたいと思っています。
 さて、子ども達は発達するにつれ、使える語量も増えて保育園での出来事をご家庭でお話しするようになります。 保育園でどんな事をしたとか、どんなご飯を食べたとかそのときの気分はどんなだったとか。 子どものお話を聞くのはとても楽しいことですね。 でも、誰それにいつも叩かれる、いつも誰々ちゃんが意地悪する、何々君はいつもかっててくれん、保育園に行きたくない… という報告もお聞きになり、お母さん方が心配されていることを連絡帳などで知って驚くことがよくあります。 もちろん喧嘩もすることがありますが、小中学生のイジメなどと違って保育園児は継続性のある攻撃やイジメはほとんど無いと思っています。ヒーローごっこが大喧嘩に見えたりすることもあるでしょうし自分の気持ちが混じってしまい、嘘というとイメージが悪いですが、現実とは少し違うお話をすることがよくあります。 本当に園での生活はみんなとてもはつらつとしています。 心配な方は気づかれないように保育を見学においでてください。 また、担任へ保育園の中での様子をお尋ね下されば一層詳しく様子をお伝えできると思います。
 さぁ運動会! 何より天気がよいことを祈ってます。