平成21年4月 園便りより


年々桜の開花時期が早まっているようで温暖化が心配です。でも、菜の花と桜とてもきれいです。

  第六十回の卒園式も無事に済み新しい年度が始まりました。
式の始めに流した子ども達の成長記録DVDを観て、あんなに小さかったのだなぁ… 本当に可愛い笑顔だったなぁとウルッとしてしまいました。お父さん方の参加もとても多くてすばらしい卒園式でした。夕刻からの茶話会(酒話会?)にもご招待いただき、ありがとうございました。 卒園される皆さんと保護者の方に心よりお祝いとお礼を申し上げます。
 退職される先生、新しく勤務される先生と少し慌ただしかった先月末でしたが、うめ組・もも組は新しいお部屋と先生に慣れるまでもう少し時間がかかるかもしれません。先月、「何組になるの?」と子ども達に訪ねるとみんな大きな声で進級するクラスの名前を言ってくれるのですが、部屋の場所や先生が替わることに気づかなくとても可愛らしく感じられました。
 ところで、私たち現在の日本人には何となく当然の感覚ですが、四月から翌年の三月までが年度で、その年度が学校や保育園の一年間の単位となっています。 会社や役所の活動単位も年度で動いていますが、日本独自の文化なのですね。 江戸時代の藩校、寺子屋や私塾などではそれぞれ独自に入学や卒業の時期を定めていましたが、明治時代になると西洋に習って秋入学が主流となったようです。
しかし国の会計年度が四月から三月となって、軍隊の入隊届けも四月となったためその影響で大正時代までには小学校から大学まで四月入学となったようです。 他国では一月入学はシンガポール、一月末〜二月はオーストラリア、ニュージーランド、お隣韓国は三月入学で、五月はタイ、六月はフイリッピン。 タイや フイリッピンは一年中暑くて雨季や乾季が四季の代わりなのだろうかと想像してしまいます。 圧倒的に多いのは九月始まりで、アメリカやイギリス、フランス、ロシアに中国も。長い夏休み明けが新学期という事だと辞典に書かれていました。 また、入学式や卒業式を厳粛に行う国はあまりなく日本はけじめを大切にする民族だということでしょうか。
 さて、新年度を迎えるにあたり、子ども達の大好きな熱帯魚水槽と鉄道模型も清掃整備し、子ども達が真剣な眼差しで覗き込んでいます。 とてもきれいな水槽は奥まったさくら組の前にありますのでなかなか目に触れないのですが、保護者の皆さんも是非お迎えの時に見ていただき、子ども達と共通の話題で盛り上がっていただければと思います。 最後になりましたが、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。