平成21年3月 園便りより


絵本を読んでもらったりおもちゃで遊んだり、うめ組の広いテラスはみんな大好き!

  夕方日の落ちる時間も少しずつ遅くなって、春を感じています。
早いもので年度最後の月となりました。 きく組のお友達は最後の一ヶ月になりますね。今年度は開園六十周年として記念コンサートなども行い、卒園式も六十回目という節目に当たりますので一層みんなの記憶に残ることでしょうし、卒園制作のお手伝いに連日交代できく組のお父さん方が来て下さって、これもとても思い出深い記念品となりました。
 近頃は不況の風が吹き荒れるなか、「かんぽの宿」が話題になっています。オリックスグループが一括で安く落札 という事ですが、郵政民営化を強力に推進した規制緩和推進会議座長がオリックスの会長ということで、自分でやっておいてちょっとあんまりな気も…。香りの森博物館を平松学園が下取ったのと同じですね。その、規制緩和会議では無認可保育所も認可も一律で、という極端な議論も検討されましたし、公から民へと公立はなくすという考えの基に多くの公立保育所も消えていきました。民営化された公立園のなかには利用者の絶大な支持を得ているところもありますが、一方的な運営で利用者と溝が出来てしまった園や民営化先の決定方法に問題があったと思われるケースも多くありました。規制緩和・改革というと聞こえは良いですが、田舎切り捨て、弱肉強食の世界という事でもありますので、効率だけを優先することなく生活者の視点での考えが行政には必要だと思います。 
 さて、新年度にいくつかの新しい保育事業を実施したいと昨年から市へお願いしていましたが、予算が…ということで新しいメニュー実施は見送られる事になりました。残念です。 津久見人は太っ腹で必要なところにドンとお金を使う気質だと思うのですが… 市へはこれからの活力である子ども達への予算をもっと増やすようにお願いしたいところです。それと、来年度は保育所の定員区分が国により変更される事となり、どのような影響が出るか気になっております。年齢によっては入りたくても入園できない可能性もありますので早めの申し込みをお願いいたします。
 とても暖かだったり、身震いするほど寒が戻ったりの三月でしょうが就学するきく組だけでなく、他のクラスも進級に向けての一ヶ月、まとめの月ですね。
 毎日元気いっぱいのきく組さんが今月限りだと思うと寂しさを感じますが、いつまでも卒園児と共に成長できる保育園でありたいと願っています。