平成19年8月 園便りより

  菜園で採れたミニトマト 完熟でとても甘い。  きく組の嬉しい美味しい顔! 夏ですねぇ。 

 先月は七月としては過去最大規模の台風がやってきて、津久見港祭りの行事が中止となり宗麟音頭出演もなくなってしまいました。 私は前日、宮崎で行われていた九州保育事業大会に意見発表者として参加し、金曜日に国道十号線を北上し延岡近くまで帰っていたのですが、道路の冠水と崩落で通行止めとなり大変な目に遭いました。 迂回路が無く大分と宮崎は隣県なのにとても時間的に遠く、東九州自動車道の必要性を痛感したところです。
 台風と梅雨の長雨の影響で、なかなか夏らしくない日が続いていましたが、この数日は連日の猛暑日! 久々に天気の心配をしないで、卒園児を招いてのでかでかプリン会や向洋祭りを開催することが出来ました。 でかでかプリン会は案内を出した直後から楽しみにしてるという多くの声が聞こえてきて、当日は五十人を超える卒園児が来園し、違う小学校へ行った友達と久々にあって同窓会のような雰囲気でした。 みんな口々に「楽しかったぁ」「美味しかったぁ」という感想を残して帰って行きました。 こんなに喜んでくれるとは! またこのような企画をしたいと思います。 向洋祭りも無事開催でき、皆さんに楽しんでいただけたようで嬉しく思っています。
 暑い日が続きますので、エアコンの効いた部屋から外に出るときなど向洋では十分注意を心がけております。 しかし、北九州の
無認可園で、園の自動車に二歳児を載せたまま忘れてしまって熱中症で死亡させるという事件が起きてしまいました。 とても児童数の少ない園なのに何時間も気づかないのは、仕事への意気込み・預かっている子どもへの想いなど何もないのでしょう。 ただ預かってお金が儲かるという考えでは、間違って起きてしまった事故ではなく、意図的な事件と言われてもしかたない状態です。 この事件に対して、しっかりと無認可施設と報道したTV会社、ただ単に保育園と報道した機関、といつもながら様々でしたが、職員配置の基準もなく安全という最低の配慮もない無認可施設と私たち認可された保育園が区別無く報道されることに憤りを感じています。 「規制緩和」という言葉をこの数年良く耳にしますが、人の命を預かる施設にはやはりいろんな規制(ルール)が必要だと思っています。