平成19年2月 園便りより

きく組の祖父母の協力を戴いて、新春お餅つきを行いました。 出来たてやわやわのお餅は美味しかったね。

  今年の冬は暖かく、全国のスキー場も雪不足で大変みたいですが、九重森林公園スキー場は人工降雪機が頑張ってくれていますので、みんなが楽しみにしている雪遊びは、大丈夫だと思っております。
 さて、昨年末からテレビでは巨額の負債を抱えて財政再建団体となった夕張市を繰り返し報道しています。 炭坑から観光へという狙いが外れいくつもの観光施設が閉園されている夕張市ですが、人口に対して市職員の数が非常に多かったり、市営病院を持っていたりと、観光施設など箱物による負債だけでなく恒常的に赤字体質だったと報道されていました。 津久見市も地方交付税の削減から財政的に厳しい状態になっておりますが、お隣臼杵市からあれこれ注文を付けられながら必死に頑張っているようで、細かにいろんな部分の財政的見直しの努力をしているようです。 またニュースで大きく取り上げられている、給食費の未払い問題や市税の滞納解消などには特に厳格に取り組んでいただきたいものです。 しかし、削減ばかりでなく採算が合わなくともしっかり取り組んでもらいたい事業もあり、利益追求の会社とは違うところを打ち出して、地域の発展のために頑張ってもらいたいと願っています。 市立明光保育所も財政難から民営化移行作業が進められており、市営保育所が無くなると、行政の保育に対する関心が薄くなって入園基準などに高い制限を設けたりする可能性もあり心配しているところです。 暮らしよい街津久見であるために、市民サービスには柔軟な人情味のある対応をお願いしたいところです。
 ところで先日、前に向洋に勤務し現在は大分市にお住まいの先生宅を訪問いたしました。 先生とは二十五年ぶりの再会で、今年八十五歳とはとても思えぬ若々しさ。 身のこなしも軽く、とても溌剌としていらして、一緒におじゃました母や元職員の先生方も驚いておりました。 話が弾んでとても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
 昔の保育園は設備・人的配置など今とは比べものにならないくらい大変だったのでしょう。 その頃勤務して頂いた先生方のご苦労のお陰で保育制度が充実し、全国的に保育の質が向上して来たのだと思います。 働く保護者を支える保育所の機能は、先人の苦労の基にあることを忘れず日々進歩ある保育を実施して行かねばと思っております。 
 近々、元職員の方々を招いて昔の保育園の話など、楽しい時間を設けようと考えているところです。