平成18年9月 園便りより

     誕生会で太田先生の操る「元気くん」に釘付けの子ども達。 楽しい誕生会でしたね。

 今年の夏はとても暑かったですね。 保育園でも連日エアコンが大活躍の八月でした。 園庭は芝生のため焼けるような温度にならず、照り返しのまぶしさも押さえられているはずですが、涼しい部屋で過ごして、園庭に出ると体温調節機能がうまく働かないのでしょうか、暑気にやられて吐き気を訴える子どももいて、改めて園庭での過ごし方をいろいろと考え直したところです。 
 先月は、プールの吸い込み口に女児が吸引されて亡くなった事件、蒲江マリンカルチャーでの転落事故や、パロマガス湯沸かし器の一酸化炭素中毒事故にシュレッターでの指切断などいろいろと考えさせられる事件が発生しました。 大人でも吸い込まれそうになるほどの吸水口が針金で留められていたり、椅子を片づけると大きな落差が生じる部屋の施錠をしていなかったりと誰でも危険だと感じられるはずなのですが、管理する側はまったくその危険性に気づいていなかったところに共通点があります。 パロマやシュレッターの事故にしても新聞やテレビで報道されるまで気づかずにいたり、改造は自分たちの責任ではないと考えていたようです。誰にでも判ることなのに当事者は気づかない… このようなことから、保育園でも第三者の目で危険な箇所や遊ばせ方などをチェックすることが大切だと再認識しているところです。
 保育士と園長では視点が違いますので、事務所の窓から園庭を眺めたり、ぶらっと保育室に入って様子を見ると時々気になるものがありその都度注意しているのですが、先日は園庭倉庫のドアで後頭部裂傷をさせてしまいました。 怪我をしないようにとコンクリートにはゴムマットを敷いて、プール置き場はクッションを取り付けていたのですが、まさかこんな所で…と思う場所でも怪我は発生します。 設備も大切ですが、保育者の安全意識を益々考えていかねばなりません。
 先日、臼杵の海辺保育園芥川先生宅におじゃまし、奥様の手料理を戴きながら保育園の話題で楽しい時間を過ごさせていただきました。 もちろん楽しいだけでなく、芥川先生の保育に対する考えなどを伺って、お互い良いライバルであり続けたいと感じたところです。