平成18年4月 園便りより

 ぽかぽか陽気でふれあい広場も桜が満開  さくら組のみんなも自然とニコニコ顔になりました。

 四月、毎年の事ながら、気分一新の晴れ晴れしさの反面、少し寂しく感じる心情とが同居した複雑な心持ちになるのは私だけではないことでしょう。 先月行われた第五十七回の卒園式で元気いっぱい保育園を巣立っていった子ども達は、楽しく元気良く小学校へ通ってくれると期待しています。 今回、三月末に転勤辞令が出て転出される方が多く、少しゆったりめのスタートですが、久々に職員にピカピカの新人を迎え園全体、初心に戻って子ども達と充実した十八年度を過ごしたいと願っています。
 さて、年度初め。 何事もスタートが肝心と、新年度への取り組みを職員間でじっくり検討致しました。  「保育園はお仕事がお休みの時に預けてはいけないの?」という質問を福祉事務所が受けたようで、園長として話を聞いたときに少なからず驚いてしまいました。
 常々、ご夫婦で映画を見たり食事をされる時間も夫婦の活力のためには必要ですし、お仕事が休みの時に衣替えやお家の掃除などもお子さんがいると大変ですから、どうぞ保育園に連れておいでてと考えていたのですが。 ただ、両親お休みの時に毎回お迎えが十九時近くになるのはどうかと思いますし、子どもの微熱が続いて体調が今ひとつの時、お仕事が忙しくなかなか休みが取れない事情は十分わかりますが、「しっかり休養を与えて体力を回復させた方が」と、アドバイスをすることもあるでしょう。 もし、そのような事以外で利用されている皆さんに誤解を与えてしまったとしたら大変申し訳なく感じており、職員全体で園の方針を再確認し、気持ちを引き締めて新年度に臨みたいと思っています。 飲食店や商店と保育園は仕組みが違いますが、利用される方に支持される地域一番店を目指す心持ちは同じです。
 私たちが思い描く方向と利用される方々の方向を一致させるべく、保護者の皆さんといろいろと意見交換しながら日々進歩する保育園でありたいと思っています。 
そうは言っても今年度も保護者の皆さんにいろいろとお願いすることも多いかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。