平成18年1月 園便りより

    記録的な寒波到来!    夜降った雪で園庭が真っ白になって子ども達は大喜びでした。

新年明けましておめでとうございます。 ご家族揃ってゆったりとしたお正月をお過ごしのことと存じます。 先月のお楽しみ会は火災報知器が鳴ったり、CDのトラブルで音が出なくなったりといろんなトラブルが起きてしまいましたが、子ども達の頑張りと客席の皆様の励ましで無事終了することが出来、例年以上に思い深いお楽しみ会になったと感じております。
 さて、日本の人口が統計を取るようになって初めて減少に転じたと報道されていました。 予測よりもかなり速いペースで減少し始めた原因は、出生数が予想数に大きく届かなかったことだということで、極端な少子社会が現実に始まってしまったようです。 人口が減少すると購買者が減少し、景気が悪くなり労働力も少なくなって、日本という国の活力までも減少する可能性があります。 今後は対少子問題に思い切った政策で取り組み、出生数を持ち上げるか、段々と活力が減少し斜陽の日本国をそれはそれで仕方ないと認めて暮らすのかまたは、外国人移民と労働者を大量に受け入れるのか…という選択を迫られることになるでしょう。
 勤勉でまじめな性格の日本人だからこそ物質的には世界的にもゆたかになりましたが、仕事のあり方、生活のスタイルに少し余裕が欠けているのかもしれません。 食事もスローフード、生活もスローライフで家族と共にゆとりある生活ならば少子化が少しは解消するのかもしれません。
 個人投資家が株の売買で数分のうちに何億も儲けたり、マンションの強度を書面上だけで擬装したりと、あまりに実態のない世界で生活しているように思います。 もっと人と人同士のつきあいを深めることが必要だと思うのです。
 年末にお渡しした恒例のカレンダー。 背景を考えたり笑顔のシャッターチャンスをじっと狙ったりとなかなか大変なのです。 「こんなむすっとした顔一年も壁に貼れない」と以前おっしゃった保護者がいました。 うーん、率直というか… 園児と職員、それに保護者の皆さんの親密な人間関係で素晴らしい平成十八年でありたいと願っています。
 本年もどうぞよろしくお願い致します。