平成17年8月 園便りより
みんなで洗濯ごっこ。 シャツやタオルをジャブジャブもみ洗いして、綺麗に干しました。
夏真っ盛りの八月、風通しの良い園舎も連日のように朝からエアコンのお世話になっています。 夏といえば私はスイカとトウモロコシが大好き!。 近頃は、冷蔵庫で冷やせるように小振りのスイカが人気だそうです。 暑いので子ども達はアイスやジュースを欲しがりますが、自然の甘さのスイカが一番だと思います。 さて、先日の新聞に、「話を聞く能力が低下している」というコラムが載っていました。 講演会の後、「何か質問は…」と訊ねると、全然違う話や単に自分の感想を延々としゃべる方が増えた…。 と書いてありました。 私は大分県保育連合会で保育士の研修にも関わっておりますが、講義を受ける保育士の中にも、ごく一部、聞く態度の出来ていない人がいます。 また、研修終了後にアンケートを書いて頂くのですが、「暑い」「寒い」「弁当の内容が悪い」などおよそ研修とは関係ない感想を書かれる保育士も。 それに、スーツを着て来いとは言いませんが研修会場へあまりにも奇抜な服装を着てこられる方もいて…。 研修受講者は、園名と氏名の名札を付けていますので、「あの保育園はさすがだなぁ」とか「あそこならこの程度だな」と勝手に納得しています。 また、話を聞く能力が低下しているのと同時に、「子どもが早く学校に行きたがるので先生から言い聞かせてほしい」とか、「髪留めが外れたら必ず結び直してほしい」と先生に頼んだり、公共の場で子どもが騒いでも注意をしないなど、自分の子どもの事で他に迷惑をかけないよう心がけるという、子育て能力も低下していると思われます。 その一方であまりに行き過ぎた躾で体罰・虐待にまでなってしまうケースも多いようです。 武士は恥をかくくらいなら腹を切るとか、捕虜になるのは恥だと自決した兵士など、日本は「恥の社会」だと言われます。 その行き過ぎに反省して今の社会があるのですが、これまた行き過ぎてしまい。 学校に遅れるのは本人の自由意志だとか、列車内で携帯をかけるのは他人に迷惑をかけていないと思っていたり、と少し無節操になっている気がしています。 他人の目を気にする恥の社会ではなく、自分が自分に対して恥ずかしくないか と再考する時期に来ているのだと思っています。 |