平成17年3月 園便りより


あと少しできく組は卒園ですね。 いつまでもみんなの向洋保育園だよ 卒園しても遊びに来てね。

 冷たい雨の多かった二月も終わり、平成十六年度も最後の月となりました。保育園で過ごす最後の月となったきく組の子ども達は、小学校へ行く希望と喜びでいっぱいですが、私たち送り出す側としては段々と寂しく感じてくるのでしょう。  
 先月も節分や雪遊びといろんな行事があり、節分では、先生が扮した鬼に驚いて泣き出してしまう子、鬼になって驚かすのを楽しんでいたきく組など楽しい一日を過ごしました。 また雪遊び遠足では天候にも恵まれて、これまた楽しい一日でした。 雪遊びをしている子ども達のキラキラとした顔を見ると、準備の煩わしさや現地で着替えさせたりの忙しさが吹き飛んでしまいました。 経費ももちろんかなりかかりますが、子ども達の本当に楽しんでくれている顔をみて良かったと思っています。 雪遊びには家族で出かけても十分楽しめるとは思いますが、友達と一緒にソリに乗ったり雪だるまを作ったりと、園で実施することの意義が大きいと感じていますし、ご家族と一緒ならば「寒ーい!」とすぐに弱音が出て甘えたりするのかもしれません。
 さて、この数年、学生の学習能力がかなり低下したということを受けて文部科学省がゆとり教育の見直しを始めました。 学習能力を調査するために全国一斉のテストも実施すべきだと思いますが、テスト重視主義・詰め込み指導になる…との批判があって実施出来てないようです。(どんな方法で学習能力が低下したと判断したのか少し不思議です。)
国土が狭く、資源の乏しい日本が発展して来たのは人材のお陰です。 ゆとりある生活は大切ですが、考え工夫し勤勉に働く国民性は我々の誇りです。 勤勉に働く為には仕事仲間や取引先との人間関係が大切です。 他の人と協力して物事を進めることが煩わしいのではなく楽しいと思えるような教育が必要なのでしょう。   
 ところで、男女雇用機会均等法が施行され職業上男女の区別をつけることは禁止され、益々女性の社会進出が加速しています。 全国の認可保育所も働く女性を支援するべく機能の拡大を図ってまいりました。 男女の区別無くいろんな仕事に就ける権利は必要なことですが、男女の性差は必要だと思っています。 「男らしい 女らしい」という表現は差別につながるとされますが、どうでしょう。 女性が会社勤めをして男性が専業で家事をする事もありえますが、それでも男女の区別はあると思います。 男女の区別をつけないという方針で体育の着替えを小学校高学年でも同じ部屋で行う学校もあると聞いて驚いたところでした。