平成16年7月 園便りより

うめ組のテラスにマットを敷いて大きなビニールプールを出しました。
                 とてもカラフルな色合いで一気にリゾート気分!    

 プールが登場し、園庭が一気に夏になりました。 それぞれの年齢に応じていろんなプールで活動でき、子ども達も嬉しそうです。水が顔にかかるのを極端にいやがる子もいますが、洗髪時に顔にお湯がかからないように気を遣いすぎると少しの水しぶきも気になってしまうようです。 お風呂で頭からお湯をかぶる練習をすることによって水に対する恐怖心が無くなり楽しく水遊びが出来るのではと思います。
 長崎の小学生殺人事件には驚いてしまいました。 インターネットで悪口を言った言われたが事件の裏側にあるようですが、顔を合わせて話をすると表情などで相手の気持ちがわかるものですし、電話でも声の抑揚で気持ちは伝わりますが、文字を使って気持ちを表すのはとても難しいものです。 それでも手書の手紙ならば、書き手の感情が伝わって自分が描いた文章の見直しも出来ますが… 夜書いたラブレターを一晩明けて読み返すと赤面の文章だったとか…よくある話です。 しかしインターネットでは通信速度が速いため、自分の書いた文章を再検討する暇もなくそれが相手に届いてしまいますので、なおさら感情のすれ違いが起きる危険性があります。誰でもメールやFAXの方が自分の主張を強く出せますよね。
 さて、いま、女の子らしい・男の子らしいという表現は「差別」だ、という考えの方が多くいます。 男の子だから青色にしてとか女の子はピンクなどの決めつけはもちろん問題ですが、女の子が使う言葉、男の子が使う言葉というものが以前はあったような気がしていますが、現在では若者も小学生も男も女も、使う言葉がぐちゃぐちゃに入り交じっている感じがします。 長崎の事件でも驚くような言葉が次々と報道されていて… ふと、私の小学二年の娘が使う言葉に粗野な言葉、首をかしげる言葉が多いのに気づきました。 言葉と言えば「山陰」は地域差別語だとか「ちび黒サンボ」という童話は人種差別題名だという考えもありますが、単なる言葉狩りではなく、子ども達が実際に使っている言葉にもっと耳を傾けるべきだと自分自身も思ったところです。
 小学校の先生の中には、生徒の男女区別を付けるのは良くないとの考えから児童をすべて「○○さん」と呼ばれているようですが、そこまで気を遣っておられるなら、生徒同士の会話にももう少し耳を傾けていただければと感じております。