平成16年2月 園便りより
先月は、風が強くさすがに寒い日が続きました。 二月は年間で一番冷え込む月、体調を崩して欠席する子も多いようで、早く床につかせ朝気持ち良く目覚めしっかり朝食…こんなリズムに乗った生活が健康管理には必要でしょう。 と言うのは簡単で、早寝早起きが大切だと解っているのだけれど… 仕事から帰って、夕食の準備をしてご飯にお風呂、時計を見るとすでにかなり遅くなっていて、ついつい子どもの寝る時間が下がってしまいます。 でもだから仕方ないのではなく少しでも早く寝かしつけるように何らかの工夫が各家庭で必要なのだと思います。 我が家の場合、母親の出勤時間に合わせて朝のリズムが少し無理をしても作られているので、小学生の娘も遅刻することなく登校出来ているようです。 さて先日、研修会で後輩園長と同室となり、「近頃5歳の息子がすぐに腹を立て、すねて困る…」と雑談をしておりました。 「なかなかやんちゃな時期もあるから大変だよねぇ」という返答があるものと思っていたのですが、彼曰く「じっくりと子どもの気持ちを聞いて子どもの立場に立ってやれば、すねたりせずに話を解ってくれるよ…」との返答。 親として子どもの立場や意見は十分考慮しているつもりで、私が感情だけで一方的に怒っているとでも言うのだろうか、教科書みたいな返答で、自分の子はどうなんだろう…とちょっとムッとしてしまいました。 後輩園長はそんな気ではなかったのだろうとは思いますが…。 この会話のあと、我々保育園職員は保護者に対しつい指導的なものの言い方をしてしまうのではと反省したところです。 確かに、自分の子だから見えない面、保育士・園長だから冷静に見える面があることは事実です。 でも、「お子さんのなになにを気を付けてあげて」なんて言う言い回しはどうなのかと反省しています。 自分の子どもについて、「気を付けてあげて」という言葉を受けて、いい気持ちではありませんよね。 保育園の仕事は、親に対して指導するのではなく、子育てについて共に悩み、アドバイスを与えることではないかと感じております。 |