平成16年12月 園便りより
ハーモニーランドにてモンキチと握手、カーニバルパレード楽しかったね。
修園旅行の一日はお母さんを独り占めに出来て子ども達は笑顔いっぱいでした。
早いものでもう十二月、今のところ暖かい日が続いていますが、お楽しみ会頃には冷え込んでくるのでしょうね。 十一日のお楽しみ会本番に向けて各クラスとも練習に熱が入っています。 小学校に上がってしまうと遊戯や劇を演ずる機会が無くなってしまいます。 中学や高校に演劇部などがあれば楽しめてよいのにと思ってしまいます。 さて、保育士が県の認定資格から国家資格へと変更になり一年が経過しました。 保育士という名称は保育士免許を持つ人だけが使えることになり、社会的役割もますます重要となりましたので、先日、大分県保育士会は自主研修を開催し、向洋からも先生方が大勢参加しました。 日曜日にもかかわらず六百名以上の保育士が自費で集い、研修を行い、先生方のやる気が会場に満ちた研修会でした。 また、大分県認可私立保育園協議会は、二十三日に別府ビーコンプラザで安心子育てフォーラムを開催しました。 これは、保育所予算を地方の判断にという方針に不安を感ずる保育関係者の集いでしたが、なんとかこの問題は回避され、認可私立保育園の運営については国の責任で行うことが当面維持されることになりました。 反面、義務教育費は一般財源化され地域毎に予算を決めることとなり、地域格差が生じるのではと心配されます。 教育や保育について、内容の議論ならば大いに行うべきですが、国の予算縮小ありきの改革は本末転倒だと思うのです。 地方の裁量で自由な教育が行えるとは言いますが、教育に使わなくてはならないお金ではなく、何に使っても良いお金となって配分されれば今まで以上に教育へ予算投入する地方はほんの一握りになるのではないでしょうか。 地方分権・行政改革という前向きな言葉の裏側を考えて行きましょう。 先月の園便りで生活の中の安全が大切だと書きましたが、下校途中の小学生が誘拐殺害される事件が奈良で発生しました。 同じ小学生の親として、いや人間として許されない事件です。 犯人の心の中を覗くことが出来たとしても到底理解出来るものではなく怒りがこみ上げてきます。 もう一つ、働かず・学校に行かず、引きこもって生活している人が引き起こした家族を惨殺するという事件もたて続けに起きてしまいました。 こちらの心情は何となく解る気もしますが、それにしても思考が単純すぎてあきれてしまいます。 ほんの少しでも先を考える力、相手のことを思う力があればどんな結末になるのかは明白なはずなのですが。 |