平成15年9月 園便りより

 青江川(桜ヶ瀬)にピクニックに行きました。 河川敷で美味しいお弁当を食べました。

 今年の夏は十年ぶりの冷夏・長雨といわれていますが、残暑は厳しいですね。でもめっきり日の出が遅くなり、夕方も日の落ちる時間が早くなりました。 お彼岸の頃には秋の匂いでいっぱいになるのでしょう。気温変化の激しい季節、体調管理に気を付けて下さい。
 次世代育成支援対策法が出来、少子化対策としてどのような事が出来るか市町村が計画を建てることとなりました。 津久見市は全国で他のモデルとして一年先行で計画を策定します。 今までの少子化対策は保育所の機能強化に重点が置かれ、延長保育・0歳児保育が一般的になりましたが、休日や深夜でも…と保育所への要望はとどまるところを知りません。 次世代育成法では、会社での勤務時間、子どもが欲しいけれど出来にくい人等々 様々な場面と関係者で子育てを支援していこうという法律です。 私も策定委員ということですので、皆さんから子育てに関するいろんな意見をお聞きし、どうしたら子育てしやすい環境になるか考えていきたいと思っています。 
 さて、毎月少しずつ新しいお友達が増えていますので、九月より保育士を増員いたします。 「児童数が多いから向洋は儲かっているだろう?」という声を聞くことがありますが、認可保育園は定員が増加すると児童一人あたりの金額が減少する仕組みになっています。 定員が少ないと子ども一人あたりの金額が多くこの制度のお陰で過疎地域や小規模な保育所でも運営出来るようになっています。 また、保育士に対する児童数も年齢毎に決められていますし、子ども達の給食・教材等も下回ってはいけない金額が定められています。 「儲けている」という言葉には強い反発を感じます。 
 このように制度の上からも、保育所と保護者は保育というサービスを提供する企業とそのサービスを受ける消費者という経済的な関係とは少し違うと思うのです。 「子ども達を中心に据えて、どうすればこの子達にこの時期良い環境を与えることが出来るのか」を保育所・保護者共に考えながら歩んでいきたいと思っています。