平成15年5月 園便りより

  満開の時期に雨が続いてしまったけれど… みんなでお花見散歩に行きました。 

 年間で一番季候の良い時期となりました。 日の沈む時間も遅くなりました。 夜になると虫が鳴く声と木々のにおいが初夏の訪れを教えてくれます。 日中の輝くような緑も素敵ですが、夏が近づく夜の香りも大好きです。 園庭の芝生もとても勢いよくて私が当初考えていた雰囲気に近くなりました。
 さて、先月は東京へ出張してきました。 厚生労働省保育課長の行政説明や、感染症に詳しい医師の講義も行われ、有意義でした。 保育を取り巻く環境でも、規制改革・民間活用という方向で大きく動いています。 その中でも幼稚園と保育所の機能統一
(いわゆる幼保一元化)と保育所内の調理室設置義務化の撤廃が大きく議論に取り上げられているようです。 全国的な少子化で幼稚園への入園者が減少するなか、保育所の利用が増えていることに原因があるのですが、乳児から就学前までの児童を保育する環境が幼稚園にあるとは思えませんし、離乳食やアレルギー除去食など現場で対応しなければならない事が多い給食を外部委託にする事など考えられません。 幼稚園では保育所ほど調理室が完備されておらず、なかにはまったく調理室がない幼稚園もあるようで、調理室の問題が出てきたのでしょう。 これらの議論は、まったく子どもの立場に立っていないようで、残念です。
 さて、お天気が心配だった親子遠足。 天気予報を検討した結果当初の予定通りラクテンチへ。 園の遠足としては十年以上利用していなかったのですが、係員の対応も良く雨もぎりぎりセーフで、子ども達も十分楽しめたようですね。 雨が降ったら大広間でいろんな遊びをしてもよいなぁと感じました。 厳しい経営状態らしいですが頑張っていただきたいと思います。 
 今月は、子ども達(卒園児や地域の子ども達も)が楽しみにしてくれている「向洋祭り」を計画しています。 昨年は途中から激しい雨になってしまいましたが…。 今年は、青江児童館も一緒に参加して下さりますので一層にぎやかになることでしょう。
晴れてくれることを期待しています。