平成15年3月 園便りより
うめ組もポカポカ陽気に誘われて外遊び。 どのクラスも砂場が大好きですねぇ
保育園という職場は季節感たっぷりの職場です。 子ども達と共に春夏秋冬いろんな体験が出来て楽しい仕事だと思うのです。 この一年は特に月ごとの季節感あふれる行事以外に、園舎が新しくなったお陰でいろんな経験をさせていただきました。 さて、先日テレビでニューヨークの犯罪が減少したという番組がありました。 どのようにして減少させたかというと地下鉄の落書きを徹底して消すなどの軽犯罪を取り締まることによって恐喝・強盗や殺人などの重犯罪を抑止するという方法です。 ブロークンウインドウ理論という心理学の実験を基にした取り組みで、私も名前は知っていましたが実際に取り組まれていることは知りませんでした。 落書きなどの軽犯罪を取り締まることにより、この場所はきっちり管理されているという意識が人々に広がり犯罪の発生全体が減少するというものです。 子どもの毎日の生活でも、靴のかかとを踏んだまま、シャツがべろんと出たままを改める、朝の歯磨き、朝ご飯を必ず食べる、登園時間を守る…等々日々の決まり事をきっちり行うことにより、思春期に反社会的行動を起こすことが少なくなるのではないでしょうか。 管理という言葉に反発も感じますが、子どもの身の回りを正しく管理することは愛情が無くては出来ないことだと思うのです。 それには私たち親が規範を示さなくてはなりませんが、なかなか難しいのかもしれません。 頑張りましょう。 この一年を振り返ってみると、園舎引越に始まり、新しいお友達との出会い、大きくなったプールでの水遊び、運動会にお楽しみ会など沢山のことがありました。 園舎の視察も沢山の方においでいただきました。 二月初めには税務署も来園し、建築に係る寄付金等の調査を受け、(社会福祉法人の福祉事業は非課税ですので税務署とのお付き合いがなく少々びっくりしましたが)良い経験でした。 この園舎で遊び学んだきく組も今月で卒園です。 できたての園舎で新しいお友達も多かったきく組、いくつかの小学校へ分かれての入学となりますが、保育園での経験を基に快活な小学校生活を送ってくれることと期待しています。 |