平成14年8月 園便りより

すみれ組の参観 ペットボトルを使ってマラカスを作りました。
 その後、お母さん方のミュージックベル合奏に子ども達は大喜びでした。

 暑い毎日、保育園でも冷房のお世話になる時間が増えています。 園舎設計時にどの様な冷房システムにするか検討し、「保育園はなるべく風通しを良くして、冷房を使わずに過ごしたい」と依頼していました、思った以上に園舎全体の風通しが良くて、冷房は、お昼寝の時に使用していただけでしたが、さすがにこの数日の暑さに冷房使用時間も増えているようです。
 それでも午後六時を過ぎて園庭に出てみると冷房とは違う爽やかな風が吹くこともあり、時々ベンチに腰掛けて園庭から空に続く景色を楽しんでいます。 一番高いところをトンビ次にカラスが…それらの下をツバメとスズメが飛び回り、園庭の芝生の上には無数のトンボが舞う様子を見て、インド放浪の体験を綴った藤原新也著書『動物千夜一夜』の「空がにぎやかな世界の生き物はとても生気に満ちている」という一節を思い出しました。 都会ではなかなか空を見上げることもなく、見上げた空はビルで狭められ飛び交う鳥もいない。 反面、津久見の空のにぎやかなことになんだか嬉しくなってきました。
 学校は夏休みに入りましたが、保育園には長期のお休みはありません。 土曜日も平日通りなのでローテーション勤務とはいえ職員も大変です。 遅番の時などは午後7時から帰って夕食の用意などと職員の家族全体で仕事を支えて下さっています。 急に仕事が遅くまであることや、お仕事が済んで子どもの居ないうちに買い物を済ませたり、たまには夫婦で休みをとって買い物や映画に行くことなども円満な家庭維持には必要なことで保育園として全面的にバックアップしていきたいと思いますが、午後7時近くになって「昼寝をしていたら寝過ごした」では力が抜けてしまいます。
 お預かりしているお子さん、向洋を利用していただいている保護者の皆さん、それに勤務している保育士それぞれがにこやかな生活が送れることを園長として願っています。
 さて、夏休みですが、いま、学生時代を振り返って「あんなに長い休みがあったら、働く意欲がなくなって職場復帰できなくなるから無くて良かった」と真実のようで負け惜しみのようなことを一人考えてしまいました。