平成14年7月 園便りより
七夕飾りをみんなで作りました。 いろんな絵を描いて輪つなぎを作りました。
津久見駅に飾っていますので是非ご覧下さい。 園には六日に飾ります。
昨日は、どんな夢を見られましたか? 楽しい夢、怖い夢… 寝苦しい夏の夜はなかなか寝付けずにふと現実と夢の区別のつかないような夢を見ることがありますね。 夢はとても不思議な体験をさせてくれるので、昔の人は未来の出来事も夢で知ることが出来るのではと考えていたようで、アレキサンダー大王やローマ帝国の時代は戦に夢占い師が同行し作戦の立案など重要な役割を果たしていたようです。 残念ながら夢で未来を知ることは出来ません、夢は毎日のいろんな経験から形成され、いろんな情報が夢の中でミックスされ経験したことのない体験が出来るようです。 悪いことをしてそれが発覚するのではとハラハラしたり、飛行機から飛び降りたり等は、映画やニュースで見た情報でしょう。 ほとんどの夢は感覚的なもので特に視覚の夢が多く、聴覚・味覚の夢は少ないといわれています。 精神分析の創始者フロイトによると夢は、幼児期にまでさかのぼる深層心としていますが、どうなのでしょう。 古くから東洋では人生そのものが夢の一部であるという思想があり、泡沫の夢という話は有名ですね、また、チベットのラマ僧は「あぁこれは夢なのだ」と夢を客観的に見るような修行を通して人生そのものが夢と考え、日々の悩みから脱却することが悟りへの道だと考えているようです。 先日、四歳の息子を寝かしつけていると、「お父さん、だーれもいなくて寂しい夢をみたら僕が行ってギュッとしてやるから寂しくないで」「でも夢はどこにあるん どうしたらお父さんの所に行けるのかわからんなぁ」と可愛いことを言っていました。 さて、寝ている時の夢は奇想天外、いろんな経験が出来ますが、現実生活の夢はなかなか実現しません。 でも、私は、新しい園舎という夢が実現しとても満足しています。 これからは実現した夢をもっともっと発展させて、向洋の子ども達に沢山夢を与えるような保育が出来ればと願っています。 現実の夢は、その夢に対する熱意があれば実現できるのではないかと思っています。 もちろん夢に対する協力者の力はとても重要です。 みんなで子ども達に素晴らしい夢を与えていけたらと願っています。 |