平成13年9月 園便りより

お泊まり会の夕食風景 みんなで保育園に泊まるなんてドキドキです。
美味しいご飯と、花火や肝試し、すばらしい想い出になったことでしょう。 

 あれほど暑かったのに、吹く風に秋を感じるようになり、日の落ちる時間も早くなっていますね。
 さて、先月は、新築移転施工業者の入札や、毎年行われる県の保育所監査も実施されて、とても忙しい月でした。 建築業者は津久見市内の小代築炉工業が落札し八月二十九日に起工式も行いました。
 常々保育は建物ではなく、そこで働く職員の資質と園長の方針で、内容が大切だと考えておりますので、園便りでは、取り立てて新園舎の事にふれないで来たのですが、保育園利用者と利用予定者に対し情報の提示も必要だという意見もいただきましたので、概要をお知らせいたしたいと思います。
 新園舎の場所は、日当たりも良く、裏の小園川は豊富な湧水のため水がきれいで、六月には蛍も飛び回るすばらしい環境です。
ただ、保育所敷地への進入路が鉱山道路・臼津バイパス入口等と重なり、送迎に苦労しそうです。 大分自動車道津久見インターの開通も含め、進入路変更・安全対策を市と鉱山各社が共同で取り組んでおり、園舎利用開始までには充分な安全対策が取られることになっております。
 さて、新園舎ですが、耐震構造平屋造りで、面積は現在の二倍強、広い多目的ホールも備え、送迎保護者・職員の駐車場も確保いたしております。 三歳未満児のクラスは床暖房を取り入れ、湿度の低下・空気汚染を防ぎ健康に配慮し、三歳未満児専用の屋外広場も備えております。 給食室は県下初というオール電化の保育所厨房で安全と衛生面に力を入れております。
 園庭も広く、大型遊具も設置して、定員は増えますが広々とした環境で保育が行われるように致しました。 子ども達が喜ぶように遊び心として大型熱帯魚水槽や鉄道模型のディスプレイも設置します。 私を初め職員一同、完成がとても楽しみです。
 しかし、初めに申したように、保育は入れ物ではなく、そこで働く人の資質であるという考えは基本であり、これから一層中身で評価をいただくような保育園であろうと考えております。