平成13年4月 園便りより
桜も満開で、ぽかぽか春の日差しの園庭 みんな何を作ってるの?
卒園式は、保護者の皆さん・高浜先生・青江区長(当法人理事)が臨席され、とてもすばらしい卒園式でした。 末っ子が卒園される保護者の方、退職される職員…それぞれ想い深い式ではなかったかと思います。 卒園児には、卒園後も自分のお家のような感覚を持ち続けて欲しいと感じております。 先日、青江小学校の卒業式に出席いたしました。 青江小学校は私が卒業する以前から卒業式に第二中学校の制服を着ることが慣例となっていたのですが、「小学校の卒業式に中学の制服は…」という意見もあったようで、私服での参加もありました。 私が少々驚いたのは私服といっても、ほんの普段着の卒業者が数名いたことです、規制への反発という保護者の考えなのでしょうが、きちっとした服装をしている同級生に対して失礼ではないか?参列している来賓に対してはどうなのか? 一生で一度の卒業式を将来振り返ってその子どもはどう思うのか? と考えさせられました。 自分の卒業式だから自分勝手でよいものなのか… ある大学教授が「私は背広を着ない・ネクタイをしないと決めているから教え子の結婚式も普段着で出席する」と話されていました、その方も正装という規制に対する反発からそのような考えに至ったのだと思いますが、結婚される方、そのご親族の心境を考えた場合、首を傾げてしまいます。 規制がすべて悪で、自由が正義だという考えの奥に、自由と自分勝手をごちゃ混ぜにしているのではと感じております。 さて、新年度が始まりました。 今年もどうぞ宜しくお願いいたします。 向洋保育園は柔軟な保育サービスの提供と家庭的な雰囲気だというお言葉を戴けるよう職員一同頑張る所存です。 「臨機応変」と「いい加減」はよく似た性質ですが、その意味はだいぶ違います。 常に臨機応変でありたいと思います。 保育園は人と人が触れ合う場、保護者の皆さんと園の職員との間がより一層良いコミュニケーションで結ばれることを願っています。 |