平成13年2月 園便りより
珍しく雨の多い一月でしたね。 ぐっと冷え込んだ日もあり、東京などでは雪によっていろんな被害が出たようです。 津久見は海が近く、しかも山によって内陸と仕切られているため冷たい空気が通らず、本当に過ごしやすい所だと改めて感じました。 先月は、大分県保育事業大会が開催され、私は調理部会に大分市の栄養士と共に助言者として参加いたしました。 私自身、給食にはとても力を入れているつもりで、小手川先生・神田先生の協力もあって、向洋の園便りやホームページを見た方々の推薦もあり助言という大役を仰せつかった次第です。 研究発表では、噛む力を育てる献立、楽しむ食事、アレルギー除去食の三つの発表が行われました。 それぞれ大変工夫をされての発表で各園の努力が感じられました。 ただ、どうしても「給食」というイメージから脱却できず、今ひとつ「美味しそうだなぁ」「食べてみたいなぁ」という思いが湧かなかったのは寂しく感じられました。 意見交換の場では、サイクルメニューや地域統一メニューについての意見もありました。 サイクルメニューというのはあらかじめ決めた献立を毎日順番に調理する事ですが、栄養管理の面からはとても管理しやすく調理事務の大幅な簡素化が図れます。しかし、病院食「塩分や脂肪などを細かく制限されたもの」ならばともかく、楽しむ食事という観点では大いに問題でしょう。地域統一メニューもこの方式を取り入れるのならば個々の園の特色が無くなってしまう気がします。 今の保育園の給食にとって、栄養バランスや衛生管理は出来ていて当然。 食べる雰囲気も含めた全体のレベルが高くなければならないと思うのです。献立や、給食展示を保護者が見て、お金を出しても食べてみたいと思うくらいの食事の提供が出来ればと常に考えています。 研修会には、向洋の掲示板へ張り出した写真や園便りなどを持参して参加者へ見ていただきました。ご覧になった先生方より、「すごいなぁ」「頑張っているなぁ」との声をいただき、改めて神田先生・小手川先生の努力に感謝した研修会でした。 |